羽生善治九段 「非常に勉強になった」防衛の藤井王将に賛辞 タイトル通算100期到達逃すも淡々

[ 2023年3月12日 16:32 ]

<第72期王将戦第6局・2日目>頭を抱える羽生九段
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 将棋の第72期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第6局は、11、12の両日、佐賀県上峰町の「大幸園」で指され、藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=が羽生善治九段(52)に88手で勝利し、通算4勝2敗でタイトルを防衛した。

 羽生九段は「なかなかいい組み合わせが見当たらず、苦しくしてしまった。もう少し全体的に指し手の正確性、精度を上げないといけないと感じた」と振り返った。

 藤井王将とのタイトル戦初対決となった6局を振り返り「いろいろな変化や読み筋がたくさん出てくる。大変なところでもあったし、非常に勉強になった」と称賛。

 タイトル通算100期をつかむことはできなかったが「自分自身至らないところ、足りないところを改善してまた次に臨みたい」としっかりと前を向き振り返った。

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