「どうする家康」NHK攻めた!家康は耳が弱い&お葉ムツゴロウ化 異色の寝所描写にネット爆笑「まさか」

[ 2023年3月12日 20:45 ]

大河ドラマ「どうする家康」第10話。松平家康と一夜を共にしたお葉(北香那)は…(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は12日、第10話が放送され、主人公・松平家康と側室・お葉の一夜が生々しく、コメディータッチで展開される異色の回となった。日曜午後8時のNHKとしては“攻めた描写”。SNS上の話題を集めた。また、昨年の大河「鎌倉殿の13人」に続き、登場人物のセクシュアリティーが描かれた。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第10話は「側室をどうする!」。岡崎城近くの築山に、民の声を聞くための庵を開いた瀬名(有村架純)。ある日、於大(松嶋菜々子)は2人に子が少ないことを心配し、側室を迎えるよう訴える。選ばれたのは、不愛想だが気の利く侍女・お葉(北香那)。松平家康(松本潤)はお葉と一夜を過ごすことになるが、お葉は怪しい?行動に出る…という展開。

 お葉は今川家臣・鵜殿家の血筋の娘。鵜殿長照(野間口徹)を討った家康は罠を警戒したものの、於大と瀬名に押し切られた。

 お葉が寝所に向かう前、瀬名と登与(猫背椿)が指南。瀬名は「殿はお耳がお弱い」「こうして、お耳を触って差し上げると、へなへなとなって、気持ちよさそうにしておる。そうすると、たいてい赤子のように甘えてくるから、よしよしよしとおなかを撫でてやれば、もう思いのままじゃ」と実践し、家康の“弱点”を明かした。於大は「おえっ」と気持ち悪がった。

 お葉はアドバイスを実行し、逃げる家康を“捕獲”。務めを果たした。10カ月後、家康の第3子次女(おふう、のちの督姫)が誕生。家康もデキるお葉を気に入ったが、側室の務めは終わりにしたいの申し出。お葉は「わたくしは、昔から殿方が苦手で」「己の真の気持ちをはっきりと知ったのでございます」と告白。下働きを共にした侍女・美代(中村守里)と惹かれ合っていた。

 家康は2人を許し、瀬名に報告。「(お葉は美代の)小柄で控えめで、か弱そうに見えて実は芯の強いところが好きらしい」。瀬名は自分を重ねたのか、お葉と好きなタイプが合ったのか、笑みを浮かべた。「神の君、最初のご側室、西郡(にしのこおり)の局。1女をもうけ、陰ながら末永く、君をお支えいたしました」(語り・寺島しのぶ)――。

 寝所のシーンは柔道や格闘技のような“攻防”。SNS上には「まさかラブシーンで爆笑するとはw」「於大の方『オエッ』で過去イチ爆笑した」「家康は耳が弱いエピソードは信長が聞いたらとても喜びそうだな」「よーしよしよしって、ムツゴロウ先生かよw」「NHK攻めるな~」などの声が続出。視聴者の爆笑をさらった。

 大河ドラマのセクシュアリティー描写は「鎌倉殿の13人」第39話(昨年10月16日)でもあった。3代鎌倉殿・源実朝が妻・千世に「初めて、人に打ち明ける。私には、世継ぎをつくることが、できないのだ。あなたのせいではない。私は、どうしても、そういう気持ちに、なれない。もっと早く言うべきだった。すまなく思うから、一緒にも居づらかった」と苦悩を吐露した。

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