専大松戸吹奏楽部 「3刀流」で頑張る

[ 2023年3月12日 13:32 ]

専大松戸の吹奏楽部&チアリーディング部
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 【とどけ!吹部ダマシイ】グラウンドの誰かを応援しているのにそれを見ている自分も励まされている。吹奏楽部が奏でる「応援曲」は、いつも誰かの背中を押してくれる。

 多くの高校生がそうであったように専大松戸高校の吹奏楽部もコロナ禍に翻弄(ほんろう)された。

 吹奏楽部顧問の石川泰治教諭は「とくに楽器は飛沫が飛ぶ、と悪者扱いされてしまった。活動も制限され、部員も減って大会出場も難しい状況になった」と教えてくれた。

 以前は夏に2回あった合宿もコロナ禍ではなくなった。それでも楽器が好きだから、吹奏楽が好きだから演奏のチャンスを求めてきた。

 賀曽利(かそり)楓部長(2年)は「(専大松戸の)吹奏楽部は3つの分野がぎゅっと詰まっている」と胸を張った。

 音楽室での座奏では楽器を持っていた生徒が、マーチング練習では中庭で旗を振っている。コンクールに合わせて役割を変えてきた。そして賀曽利部長が「個人的には大好き。ワクワクする」と話した野球応援。それぞれに全員で全力を尽くすのが専大松戸のスタイルだ。

 中高一貫校で多くの生徒が6年間一緒に活動する。チームワークは抜群。コロナ禍にも負けなかった情熱が音になって弾ける。(君島 圭介)

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2023年3月12日のニュース