紀行「どうする家康ツアーズ」に松嶋菜々子！於大の方「より身近に」ゆかりの刈谷市初訪問　キャスト2人目

「どうする家康」に於大の方役でレギュラー出演、21年ぶりの大河ドラマ凱旋を果たした松嶋菜々子。第10話の紀行「どうする家康ツアーズ」にも登場（C）NHK
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　嵐の松本潤（39）が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」（日曜後8・00）は12日、第10話が放送され、本編後に流れる紀行「どうする家康ツアーズ」に主人公・松平家康の母・於大の方役を演じる女優・松嶋菜々子（49）が登場した。キャストの紀行出演は異例。初回（1月8日）などの松本に続き、松嶋が今作2人目となった。

　＜※以下、ネタバレ有＞

　「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

　第10話は「側室をどうする！」。岡崎城近くの築山に、民の声を聞くための庵を開いた瀬名（有村架純）。ある日、於大（松嶋菜々子）は2人に子が少ないことを心配し、側室を迎えるよう訴える。選ばれたのは、不愛想だが気の利く侍女・お葉（北香那）。松平家康（松本潤）はお葉と一夜を過ごすことになるが、お葉は怪しい？行動に出る…という展開。

　於大の方像がある愛知県刈谷市に足を運んだ松嶋は同局を「於大の方のゆかりの地である場所を訪れたことによって、於大の方をより身近に感じられるようになりました。これからも他のキャストの皆さまが各地へ訪れる大河ドラマ紀行を楽しみにしています」と感想。

　於大の方の出身・水野氏の菩提寺・楞厳寺（りょうごんじ）も訪れ、松平広忠と離縁した後も大切にしたとされる調度品を見学。「於大の方にまつわる歴史的な品々が所蔵されており、普段は非公開の大変貴重な品々を拝見することができました。今回初めて刈谷市にお邪魔したのですが、この地にご縁のある於大の方を市民の皆さまがとても大事にされているのが、お寺や博物館に訪れて見て分かりました」と実感。「皆さまも是非お近くにお越しの際はお立ち寄りいただけたらと思います」と呼び掛けた。

　役作りやドラマ世界の理解のため、もともと松本が熱心に家康ゆかりの各地を訪問。制作統括の磯智明チーフ・プロデューサーは「松本さんに紀行にもご出演いただけないかと相談を持ち掛けたところ、快諾していただきました。今回の大河の舞台地は、かつて紀行で取り上げた場所が多く、紀行を制作する上で、これまでと違う切り口あった方がよいのでは、とかねてより考えていました。誰かの目線があった方が、歴史に明るくない人にとっても、親近感を持って楽しんでいただけるんじゃないかと」と狙いを説明。

　「松本さんも収録が大変なので、毎回というわけではなく、他の出演者が訪ねるケースも考えています」とキャスト登場がランダムとしていたが、松嶋の訪問が実現した。