3文字が同じ 総料理長・藤聡太郎さんが勝負メシ担当

第72期ALSOK杯王将戦第6局第1日 （ 2023年3月11日    佐賀県上峰町「大幸園」 ）

大幸園の総料理長・藤聡太郎さん
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　対局場の料亭「大幸園」では、藤井とフルネームで3文字が同じという総料理長の藤聡太郎さん（35）が勝負メシに腕を振るった。前年は対局予定がなくなったものの、タイトル獲得の記念植樹で藤井が訪れた際に初対面し、自慢の料理をいろいろ食べてもらったが、その時は「新型コロナの心配もあり、料理の説明だけで、お話をさせていただく機会まではありませんでした」。運良く会話できる機会を心待ちにしており「スタッフ全員の励みになるので、料理の感想を一言でいいのでお伺いしたいですね」と話した。

　≪藤井のお気に入り！？「いちごさんムース」≫デザートは8種類が用意され、いずれも対局場「大幸園」の手作り。藤井は午前に「いちごさんムース」を注文した。佐賀県産の新たないちごブランド・いちごさんをムースにもトッピングにもぜいたくに使った逸品。1年前の訪問時にも口にしており、厨房（ちゅうぼう）関係者は「その時に気に入っていただけたのではないか」とほほ笑んだ。一方の羽生は「濃厚みるくぷりん」でみかんのマーマレードが添えられていた。午後は藤井がガトーショコラ、羽生がクリームブリュレだった。