演出家・谷賢一氏、セクハラ告発され舞台急きょ中止 女優が実名で性被害告白 谷氏は否定

[ 2022年12月16日 09:21 ]

大内彩加公式ツイッターアカウント

 16日から公開予定だった舞台「家を壊す-他、短編-」が、作・演出の劇団「DULLーCOLORED POP」主宰・谷賢一氏への告訴ならびにハラスメント行為の告発があったとして、急きょ中止することを発表した。公式サイトが伝えた。

 舞台公式は「【公演中止について】『家を壊すー他、短編ー』は協議を行った結果、主催者の判断で全公演中止とさせていただきます」と発表。「作・演出の谷賢一氏に対して告訴ならびにハラスメント行為の告発があり、この状況を勘案して協議を行った結果、主催者の判断で公演中止とさせていただきます。チケットの払い戻しとその後の対応については追って本WEBサイトでお知らせいたします」とした。

 同作品への出演を予定していた南果歩は、自身のツイッターで「『家を壊す』急遽、公演中止となりました。福島で生み出す演劇に意義を感じていました。本当に残念でなりません。しかし、演出の谷賢一さんを提訴した方の並々ならぬ心情を思うと、これは致し方ない判断だと思います」とつづった。

 谷氏のハラスメント行為を訴えた女優の大内彩加は、自身のツイッターに「2018年6月から、谷に“日常的に胸やお尻を触る”“卑猥な言葉をかけられる”“卑猥な内容のラインが送られてくる”等の性加害を2021年3月まで受け続けました。もっと深刻な、辛すぎる性加害もありました」と告発した。谷氏はその後、自身のツイッターで「れっきとした名誉毀損」と、裁判で争う構えを示した。

続きを表示

この記事のフォト

2022年12月16日のニュース