金星のサウジアラビア「全選手にロールスロイス贈呈」を否定 苦笑し「事実ではありません」

[ 2022年11月26日 19:20 ]

 サッカーのワールドカップ・カタール大会1次リーグで、南米の強豪アルゼンチンから大金星を挙げたサウジアラビアに対し、同国のムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が、全選手に約50万ユーロ(約7200万円)の高級車ロールス・ロイスのファントムを贈呈するというニュースが、スペインなど各国で報じられた。

 試合の22日はサウジアラビア国内では役所、学校などがサッカー観戦のため休みとなるなど、国民総出で「グリーンファルコンズ」の愛称で親しまれる同国代表を応援。さらに、勝利でサルマン国王は「ルサイルの奇跡」と称された歴史的快挙を祝して23日を国の祝日としたほど。

 それだけにロールス・ロイスのプレゼントもあり得る、と話題を呼んだが、26日に行われるポーランド戦に向けた会見で、「全選手にロールス・ロイスのファントムが贈られたと聞きましたが、本当ですか?何色を選びましたか?」と聞かれたFWサレハ・シェヘリは苦笑し「事実ではありません」と否定。さらに「残念ですね」と言われると「私たちは祖国のために最善を尽くすため、ここにいます。これが私たちの最高の成果です」と答えていた。

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2022年11月26日のニュース