【シン覆面座談会】熱愛発覚の岡田奈々 AKB48を“引責”卒業しなければいけなくなったワケ

[ 2022年11月26日 09:00 ]

AKB48の岡田奈々
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 熱愛が発覚したAKB48の岡田奈々が引責の形で卒業を発表した。改めてクローズアップされているのは、同グループと恋愛をめぐる在り方だ。座談会メンバーはどう考えるのか――。

 芸能リポーター 報道から4日後の卒業発表だった。グループ的な影響は?

 週刊誌記者 数年前から「もしも今、総選挙があったら彼女が1位」と言われた人気実力共にナンバーワン。10月の9年ぶりの日本武道館ライブには、乃木坂46のように大勢の女性客が来るようになっていた。これはショートヘアでジェンダーレスな魅力を誇っていた岡田がきっかけだった。

 本紙デスク 総選挙や握手会の無くなったコロナ禍を経た新生AKBのエースだけに、グループ全体の人気にも大ダメージだろう。

 ワイドショーデスク そんな新規の女性客たちは、彼女のキャラクターや歌唱力に魅了されていたのだから、恋愛問題での卒業は最悪の結末でしょう。どうしても辞めなきゃいけなかったの?

 週刊誌記者 岡田の同僚のAKB48総監督向井地美音が「運営に確認したら恋愛禁止のルールは無かった」と明かしたけど、これは昨今の人権問題や世間体に対する建前。だって、かつて指原莉乃は文春砲を食らったことで博多のHKT48に“左遷”されたし、自主的とはいえ峯岸みなみは丸刈りにして研究生に降格と、明らかな「処分」の例があったからね。

 リポーター 無名の子ならば、処分してもスルーしても、コアなファンしか気づかないけど、看板メンバーとなると今回のように世間的ニュースとなっちゃう。

 本紙デスク まじめな性格の岡田だけに、やり過ごすことはできず、自らけじめをつけた。まさに「誰も得をしない結末」だ。

 ワイドデスク どんなきれいごとを並べても、アイドル、いや俳優や女優にすらも、少なからずファンは恋心を抱くもの。たとえタレント本人が否定したり、避けても、その感情が彼らの商売、活動を潜在的に支えているのは否定できない。

 週刊誌記者 だから熱愛や結婚・離婚の色恋ニュースには関心が集まるわけ。日々の活動の中に疑似恋愛的な要素を盛り込むアイドルは、なおさら。だから、今後、新たに恋愛禁止のルールを明確化しようがしまいが、根本的な解決にはならない。理屈や法律で割り切れる部分じゃないから。

 リポーター たしかに、恋愛禁止を掲げていないジャニーズやイケメン俳優たちも、恋人の存在が明らかになると、必ずファンは減るものね。処女性がアピールポイントの1つの女性アイドルグループだけの問題じゃないのかな。

 本紙デスク 個人的には、アイドルを10年もやってきて25歳にもなったら、恋人ぐらいできて当然と思う。29歳の「ももくろ」高城れにが、現役のまま結婚したことが異例の祝福ムードなのは、グループで長年築いてきたプロデュース戦略もあるけれど、結婚適齢期まで頑張ってきた彼女への、素直な労いの思いじゃないかな。31歳になってもグループのサポート役として活動を続けている柏木由紀の結婚なら、高城に近い反応な気がする。

 週刊誌記者 人間って都合がいいから「バレないでうまくやる」の道を選択しがちだけど、全国民パパラッチ化の現代では、それを隠し通すのは想像以上に難しい。一方、AKBが10年以上続いてからは「アイドル10年戦士」が普通になってきたけれど、そもそもアイドルの寿命はもっと短く儚い。いっそルールを設けるなら「恋がしたくなったら卒業する」として、運営側も人気があるからと引き留めたりしない。そんな形ならば、ファンに「裏切られた」と文句は言われないんじゃない?

 ワイドデスク 白黒つけたがらずグレーが好きな日本人は、何回痛い目に遭っても、曖昧なままで続けていきそうだけれどね(笑)。この岡田の件で、日本のアイドル界に何か変化が起きるのか注視していこう。

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2022年11月26日のニュース