宮澤エマ “宮沢元首相の孫”としてのタレント活動からミュージカル女優となるきっかけをくれた人物とは?

[ 2022年11月26日 16:40 ]

宮澤エマ

 女優の宮澤エマ(34)が25日放送の日本テレビ「アナザースカイ」(金曜後11・00)にゲスト出演。ミュージカル女優となったきっかけについて語った。

 宮澤は数々のミュージカルに出演し、近年はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に北条義時の妹・実衣役で出演するなど、映像作品でも圧倒的な存在感を放っている。祖父は宮沢喜一元首相(2007年死去)で、元外交官の父は米国人。「小さい頃はワシントンD.C.にいたりとか、大学はカルフォルニアの方に行ってたんですけど、家族がずっとニューヨークに住んでるので、姉も大学を卒業してからアメリカにほぼいるので、年に1、2回アメリカにはコロナ前には来てます」と明かした。

 幼少期は演劇好きで女優になりたかったという父方の祖母に連れられ、ブロードウェーのミュージカルを観劇、自身も表現することが好きになったという。「小学校で姉が演劇部に入っていて、これ、私できる!絶対にできるっていうかこれが好きだし、何をすればいいのか分かるし、絶対お姉ちゃんより上手にできるって思ったんですよね。10歳11歳くらいからは表現するのは私は好きなんだ、というのはあったと思います」。中学高校時代は合唱部で歌いながら、「独学と言うか、好きなマライア・キャリーとか、エラ・フィッツジェラルドとかを聴いてコピーして、シャワーで物凄い爆音で歌うっていう、家族と近所に物凄く迷惑な練習をしてました」と笑ってみせた。

 「やっぱりそういうエンターテインメント、表現の世界に進みたい、今やらずにあきらめたら、一生あの時やってたら、と思うんだろうな、というのがあったので(大学を)卒業してから東京に戻ってレッスンを受け始めました」と振り返った。

 芝居と歌がやりたくて入った芸能界だったが、最初の仕事はラジオパーソナリティー。その後はテレビのバラエティー番組に出演、「宮沢喜一元首相の孫、みたいな。そういう肩書での出演から始まって。特に隠したいってこともなかったんですけど、それを売りにテレビに出たいとは思ってなかったので。複雑だなと思いながらもクイズ番組やったり、情報番組に出させてもらったりしてました」と回顧した。

 それでも夢を諦めず、模索し続けていると、思わぬところから声がかかった。「タレント活動を通じて、いつかそういう場に立てるのかなと思いながらも、えーっ、なかなかうまくいかないなっていう日々が続いてたんですけど、そこの時代があったからこそ、亞門さんにも、“そういうふうにテレビの業界にいるんだったら、オーディションに来てみない?”って呼んでいただいたので」と大演出家・宮本亞門氏の目に留まり、初舞台を踏むことができたとした。

 当初は半信半疑だったというが、「高校時代に宮本亞門さんに歌を聴いていただく機会があって。インターナショナルスクールで合唱部で、それを見にいらっしゃって。そのご縁で舞台を見に行かせていただいたりしてたんですけど、別にそれが特に何かということもなく、私が(アメリカの)大学に行って帰って来て、タレントとしてテレビに出ている時に、急に事務所の方に連絡がありまして。“今度こういうオーディションがあるので、来てみませんか”と」と宮澤。宮本氏が覚えていたのかと聞かれると、「そうみたいなんです」と話した。

 「全く目指していなかったミュージカルっていうジャンルが、私の表現をしたいっていう夢をかなえる場になっていったので」としみじみ。祖母も大喜びだったと話した。その後は「映像でドラマの作品をやっていなかったので、“凄くやりたいんだ”ってお話をしていたら、ちょうど『おちょやん』、朝ドラが決まって。凄く決まった時に喜んでくれて。“これがしたかったのよね”って言ってくれていたので」と懐かしそうに語った。
 

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