山口真由氏 母子殺害容疑で国外逃亡のブラジル人夫「(身柄を)引き渡さない可能性も十分ある」

[ 2022年9月5日 16:35 ]

山口真由氏

 元財務省官僚、弁護士で信州大の山口真由特任教授が5日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に生出演。大阪府堺市の集合住宅で荒牧愛美さん(29)と長女のリリィちゃん(3)が刺され死亡した事件について言及した。

 事件をめぐっては、殺人容疑でブラジル国籍の夫バルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者(33)が指名手配されている。同容疑者は8月20日ごろ、荒牧さんとリリィちゃんの胸などを刃物のようなもので複数回突き刺し、殺害した疑いで公開手配された。22日夜に成田空港からブラジルに出国している。

 同容疑者の今後の身柄の引き渡しについて、山口氏は「(ブラジル側が)引き渡さない可能性も十分あると思います」とした。

 理由として「ブラジルは自国民を保護するために憲法上、引き渡しを禁止すると記している国だと言われてます」と語り、その上で「もし仮に2人を殺害していたとすると、死刑の適用も視野に入るようなケース。ブラジルは原則として死刑を廃止している国ですので、そういった意味から自国民を保護する、日本の司法への信頼という観点から引き渡しを拒否する可能性は十分にあると思います」とした。

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2022年9月5日のニュース