藤井王位、60手目の封じ手に1時間13分投入 王位戦第5局第1日

[ 2022年9月5日 18:24 ]

王位戦第5局第1日、封じ手を立会人の青野九段(右手前)に託す藤井王位。左端は豊島九段(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太王位(20)=王将、竜王、叡王、棋聖含む5冠=の3勝、豊島将之九段(32)の1勝で迎えた将棋の第63期王位戦7番勝負第5局は5日、静岡県牧之原市の平田寺(へいでんじ)で第1日が指され、午後6時に後手の藤井が60手目を封じて差し掛けとなった。

 戦型は今シリーズ5局連続の角換わり腰掛け銀。両者が自身の最下段に飛車を構えるバランス重視の布陣を敷いた。藤井が4筋に飛車を移動する趣向を見せると、豊島も同じ筋に飛車で迎撃。大駒同士が間接的ににらみあう緊張感あふれる序中盤となった。藤井は封じ手に1時間13分を投入した。

 消費時間(各8時間持ち)は豊島が3時間21分、藤井が4時間8分。対局は6日午前9時に再開する。終局は同日夕刻以降の見込み。藤井が勝てば王位戦3連覇と同時にタイトル獲得数で節目の10期に到達する。豊島が勝てば第6局(19、20日=神奈川県秦野市)に突入する。

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