橋下徹氏 “LGBTQ隠して生きて”市議発言に「なぜ同性婚が認められないかというと自民党政権の…」

[ 2022年9月5日 10:50 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が5日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。今年6月、栃木県下野市の石川信夫市議が定例議会の一般質問で、LGBTQなど性的少数者に関して「できたら静かに隠して生きていただきたい」などと発言したことについてコメントした。

 石川市議は県のパートナーシップ宣誓制度導入に反対の意思を示し「制度を設けて社会に認めさせることがいいのか疑問に思う。後世に憂いを残す」などと主張。市長の答弁に対しては「市長は人権と言いますけれども、人権の上に神権というものがある、神様の権利があることを忘れちゃいけません。差別をしているんじゃない、区別をしたんだと。男女を区別をしたんだということ、これを忘れてはいけない」などと持論を展開した。石川市議は4月の市議選で当選、政治団体「幸福実現党」の県本部代表を務めている。

 橋下氏は「僕は議会の中で宗教の話をしてほしくないんですけれども、ただその話が禁じられているわけでもなので、議長が発言を止めるか、ないしはそれは議員同士で厳しく批判し合うか、最後は有権者の選挙による審判ということろで決めるべきだと思います」と自身の考えを述べた。そのうえで、「ただ、この“隠して生きて”という言葉を取り上げて、もちろん凄い批判が出て来るじゃないですか。でも、なぜ日本でパートナーシップ制度なんていう、言ったら複雑な制度、ある意味、中途半端な制度なんですよ。なんでこれをやらざるを得ないかというと、日本で同性婚、法律婚が認められていないからなんです」と指摘した。

 そして、「法律婚が認められていないことによって、このLGBTQの人たちはいろんな不利益を被っているんで、そこをサポートせざるを得ないから自治体の方がパートナーシップ制度をやっているんです」とし、「なぜこの法律婚、同性婚が認められないかというと、今の自民党政権の中でこの同性婚に関しては反対の人たちがたくさんいて、これ同性婚に反対している人たちは言葉には発していないけれども、結局は法律で認めないってことは、隠れて生きていけっていうことに僕は等しいと思う」と持論を展開。「決して自民党の人たちは“違う。待て、橋下、違う。俺たちが反対しているのはこういう理由なんだ”ってことはいろいろあるけれども、社会として法律上、きちっと認めないってことは、僕は“隠れて生きていけ”ってことと同趣旨だ思う。これもいろんな考え方があるから、こういう番組通していろんな意見をぶつけて、国民の世論で政治を動かしていかないといけないと思います」と話した。

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2022年9月5日のニュース