伊藤惇夫氏 萩生田氏の旧統一教会「適切な対応」発言に「なぜ“関係断ち切る”とおっしゃらないのか」

[ 2022年8月19日 10:15 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
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 政治アナリストの伊藤惇夫氏が19日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。萩生田光一政調会長(58=衆院東京24区)が自民党の生稲晃子参院議員(54=東京選挙区)と6月、共に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連施設を訪れていたことについて言及した。

 生稲氏の事務所によると、生稲氏の演説を聞いた関係者から「他にも仲間が集まっているので話を聞かせてほしい」と依頼され、スタッフの判断として訪れたという。萩生田氏は党東京都連会長を務めており、生稲氏が初当選した7月10日投開票の参院選に向けて支援を要請したとみられる。建物の入口には団体名の記載があったものの、生稲氏は「全くその時は(看板を)見ていなかったので分かりません」と話している。

 萩生田氏は18日、党本部で取材に応じ、関連団体の会員の集まりだと認識していたことを明らかにした。生稲氏は知らずに訪問したと述べた。萩生田氏は「今はかつての社会的な問題はないと認識していた」と釈明。その上で、安倍晋三元首相の銃撃事件や山上徹也容疑者(41)の供述を受けて「いまだに苦しんでいる方がいることに少し思いが足りなかった」とした。

 記者からの「二度と(旧統一教会と)関係は築かない?」との問いに萩生田氏が「はい。適切な対応をしていきたいと思っています」と答えたことについて、伊藤氏は「いかにも歯切れが悪いなと。なんで“関係を断ち切る”とおっしゃらないのかな」とコメント。「関係を断ち切るとはっきり言ってしまうと、なにか不都合なことが起きることを心配されているのかな?と思ってしまう所がある」と指摘した。

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