自民・船田元氏 旧統一教会との関連指摘され、フェイスブックで謝罪と経緯説明「不用意な行動」

[ 2022年7月18日 20:04 ]

自民党・船田元衆院議員のフェイスブックより(2022年7月18日投稿)

 自民党の船田元衆院議員(68)が18日、自身のフェイスブックを更新。一部メディアで世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関連がある「議員リスト」が公開され、そこに自身の名前があったことを受け、「お詫びとご報告」として投稿した。

 安倍晋三元首相の銃撃事件で、山上徹也容疑者は母が入信した旧統一教会に恨みを募らせ、同教団の関連団体「天宙平和連合(UPF)」にビデオコメントを寄せた安倍元首相の殺害を決意したとされる。容疑者の動機を探る上でクローズアップされている旧統一教会。政治とのつながりにも注目が集まる。

 そんな中、同教団と関連した議員の「リスト」が一部で公開され、UPFのイベントに祝電を寄せたと報じられた船田氏。「安倍元総理の銃撃事件に関連して、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に批判が集まる中、その関連団体である天宙平和連合(UPF)が2016年に主催した『祖国郷土還元日本大会』に、私の名前で祝電が打たれていたとのデータが公表されました」と、フェイスブックで報告した。

 「今ではほとんど記憶に残っていませんが、おそらく私の後援者の方から祝電を打ってほしいと依頼され、私も事務所スタッフも主催団体をよく調べずに打電してしまったようです」と当時の経緯を説明。「不用意な行動により皆様には大変ご心配をおかけし、お詫び申し上げます」と謝罪した。

 その上で、「私は旧統一教会やその後継団体、関連団体には加盟したこともなく、イベントにも参加しておりません。むしろ自民党消費者問題調査会長として、いわゆる霊感商法などの悪質な取り引きを取り締まる立場にあることを付言いたします」とした。 

 この行動に、宗教トラブルに詳しい紀藤正樹弁護士はツイッターで「船田元議員が謝罪文を公表=電報が出された経緯等を具体的に明らかにしたうえでの速やかな謝罪、敬服します」と反応。「今後の自民党消費者問題調査会長として霊感商法対策など抜本的に統一教会問題を解決する処方箋を自民党内で取りまとめるご努力に期待します。被害者が浮かばれます」と記した。 

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2022年7月18日のニュース