古市憲寿氏 山上容疑者の手紙に「自暴自棄ではなく計画的」 宗教は悪質かどうかの「線引き難しい」

[ 2022年7月18日 11:40 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(37)が18日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に生出演。安倍晋三元首相の銃撃事件で、殺人容疑で送検された無職山上徹也容疑者(41)に言及した。

 事件前に安倍元首相の殺害を示唆する手紙を岡山市内から中国地方に住む男性に送っていたとみられることが17日、わかった。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への強い恨みがつづられ、安倍元首相については「苦々しくは思っていましたが、本来の敵ではない」「あくまでも現実世界で最も影響力のある統一教会シンパの一人に過ぎません」と記載されていた。

 古市氏は今回の手紙について「たった1人で世の中に1番インパクトを与える形で、自分の人生めちゃくちゃにした宗教団体を、世間で話題にしてもらおう、世間に知ってもらおうと。凄い計画的で、かつ打算的に考えた手紙だなって思う。当初言われたような自暴自棄っていうことではなくて、非常に計画的だったと思う」と指摘。「ただ、復讐だとしても、安倍さんの人生もそうだし、彼の人生も絶たれた。だから復讐って形ではなくて、もっと関わらない方法はなかったのかなって思いますね」と述べた。

 また「世の中には一定数孤立している人、社会にうまく入れない人っているわけじゃないですか。今そこの受け皿として、宗教ってあると思う。その中から、悪質な宗教をどう世の中から根絶していくのかって話なんですけど、線引きが難しい。カルトかどうかって、なかなか外見的に判断できない部分がある」と語った。

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2022年7月18日のニュース