「鎌倉殿の13人」紫式部に続き…藤原道長も“登場”24年大河「光る君へ」PR再び?

[ 2022年7月18日 06:00 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第27話。京・院御所。源頼朝の死を知らされた後鳥羽上皇(尾上松也)(C)NHK
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 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は17日、第27話が放送され、新章第2章がスタート。劇中、平安中期の公卿・藤原道長の名前が登場した。藤原道長は、女優の吉高由里子(33)が主演を務める2024年の大河「光る君へ」の主人公・紫式部の“生涯のパートナー”。紫式部の名前が出た第24話(6月19日)に続くPR?

 <※以下、ネタバレ有>

 稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第27話は「鎌倉殿と十三人」。土御門通親(関智一)から源頼朝(大泉洋)の死を知らされ、後鳥羽上皇(尾上松也)は思案。宿老たちが居並ぶ中、新たに鎌倉殿となった源頼家(金子大地)は自身の方針を表明した。これに北条時政(坂東彌十郎)と比企能員(佐藤二朗)が共に困惑し、梶原景時(中村獅童)は賛辞。その様子を政子(小池栄子)に報告した北条義時(小栗)は、弟・北条時連(のちの時房、瀬戸康史)と愛息・頼時(のちの泰時、坂口健太郎)を頼家の元へ送り出し…という展開。

 建久10年(1199年)1月。通親は、頼朝が前年末に急病を患い、今月11日に出家、13日に亡くなったと報告した。

 後鳥羽上皇は蹴鞠に興じながら「急すぎる。殺されたか。いや、今、頼朝が死んで得をする者は鎌倉におらぬ。事故。それも隠し通さねばならぬような。頼朝は武家の棟梁。武士にあるまじきこと。馬から落ちたか」と推察。頼朝が上洛したのは4年前。「ああ、あの時、よう水を飲んでいた。飲水の病(糖尿病)といえば、御堂関白藤原道長。水が足りぬと、めまいを起こす。つながった」と確信した。

 頼朝が跡を継ぐと聞き「頼朝の跡目。さぞ重かろう」。背中越しに蹴鞠の放り投げ、背中を向けたまま去っていた。

 藤原道長は平安中期の名政治家。紫式部が書き上げた世界最古の女性文学にして長編恋愛小説「源氏物語」の主人公・光源氏のモデルの1人に挙がる。

 大石静氏が脚本を手掛け、吉高が主演を務める24年の大河ドラマは、紫式部を主人公にした「光る君へ」。藤原道長は紫式部と陰に陽に影響し合うソウルメイトとして描かれる。

 紫式部は「鎌倉殿の13人」第24話に“登場”し、SNS上で話題に。亡き許嫁・源義高(市川染五郎)への想いを断ち切れない大姫(南沙良)を元気づけようと、政子(小池栄子)は阿野全成(新納慎也)に義高の“魂”を呼び出してもらおうと頼む。しかし、大姫は「紫式部がいい」と“無茶振り”した。

 SNS上には「紫式部の降臨はあと2年待ってください」「大姫『紫式部を呼び出して』阿野全成『再来年の大河ドラマをお待ちください』」「凄い番宣してくるなw紫式部ってw」なども声が上がったが、今度は藤原道長が“登場”した。

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