桂吉弥、桂かい枝「泣ける新作落語でお客さんを泣かせます」 7月「ハナサクラクゴ」発表会見

[ 2022年6月6日 15:50 ]

落語会「ハナサクラクゴ」の発表会見に出席した(左から)演芸作家・石山悦子氏、桂かい枝、桂吉弥、構成作家・米井敬人氏
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 落語家・桂吉弥(51)、桂かい枝(53)が6日、大阪市内で落語会「ハナサクラクゴ」(7月14日、天満天神繁昌亭)の発表会見に登場。吉弥は「泣ける新作落語でお客さんを泣かせます」とPRした。

 吉弥、かい枝と構成作家の米井敬人氏、演芸作家の石山悦子氏が4人共同で新作落語を作り、披露する新たな落語会。20年近く前、入門同期の吉弥、かい枝と米井氏らで「ビギナーズラック」の会を開催。そこでも同じように共同で新作落語を創り、腕を磨いた。今回、石山氏が新たに加入。「年末にもやる予定。続けば」とかい枝も期待を寄せる。

 20年前とは落語の創作過程が違っている。この日は会見前に喫茶店で初会合を開いたが、普段はオンライン情報システム「Zoom」で作戦会議を開き、意見交換してネタの構想を詰めてきた。「ラインでも情報共有ができる」とかい枝。ネタの枠組みや筋も決まり、最終段階に入っている。

 第1回はトークと吉弥、かい枝が古典、新作をそれぞれ1作ずつ計4作を披露。初回の新作落語テーマは「涙のリクエスト」で、今回は米井氏と吉弥、石山氏とかい枝がコンビを組む。石山氏は「4人チームだからできる何か新しいことをやってみたい」と意気込む。かい枝も「1人が考えることは限られる。いろんな噺(はなし)に深みが出て、広がる。他の人がやってないことをやりたい」と語った。

 「古典も新作も両方やりたい」と意気込む吉弥は熱狂的な阪神ファン。「今月に入って5連勝。まだまだこれからやります。やれますよ」とご機嫌モードだ。今季の開幕前に新作落語「トラちゃん」を披露。「100勝35敗で阪神が優勝する」というネタだ。だが、開幕から不振で現在は28勝33敗。「まだ2敗できます。優勝?3位はあります」。甲子園開幕のDeNA戦(4月5日)、6点差をひっくり返した日本ハム戦(6月3日)と今季は球場に足を運んで2勝1敗。「10、11日の京セラドームにも見に行きます」と、落語以上にこちらも気合十分だ。

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