マツコ「優しさだけで済まされるのかな、今後」 子供が精算前のパンを落としてしまったら…

[ 2022年6月6日 18:37 ]

マツコ・デラックス
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 タレントのマツコ・デラックス(49)が6日、月曜コメンテーターを務めるTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜後5・00)に生出演。判断が難しいケースに対する“マツコ流”の一つの対処法を示した。

 小学校低学年の子供が一人で訪れたパン店でトレー上のパンを精算前に誤って落としてしまい、そのパンを拾い集めて精算、パンを抱えて悲しそうな顔をして帰った、レジ係はその子供に声をかけず淡々と精算した、投稿者はその一部始終を見ていたが「少々冷たいなと思いました」という掲示板サイトで話題になったニュースを番組で取り上げた。落とした子供が買い取るべきか、店が無償で交換すべきか、どちらが正しいのか、という問題提起だった。

 すると、スタジオでも出演者たちで激しい議論になった。株式トレーダーでタレントの若林史江(44)は「これは難しいよね」と前置きした上で、2児を育てる母親の立場から「ただ、世の中の風潮とか流れ的には結構取り換えてくれるんですよ」と子供が誤って落としてしまった場合、店側の配慮で無償交換してくれることが多いと自身の体感を語った。ただ、「それでいいのかっていうところもある」と若林。さらに「変な話、世界平和を望むんだったら無料で交換してあげて(将来)優しい子に」とも付け加えた。

 続いて意見を求められたマツコは「うーーーん」としばらくうなった後で「時代もあると思うんだよね。殺伐としていくんだろうなぁという気はする、今後」とポツリ。「だから、もし無償で交換するんだったら大人でもそうしてあげるべきだよね、落としてしまった場合は。でも、それが世間のルールとかになるんだったらいいけど、子供とかお年寄りとかは交換するけどアタシら大人は交換してくれないってなってくると、それが差別って言われてしまう時代になっていくのかなって」と続けた。

 さらに、例えば喫茶店などで誤って飲みかけのジュースなどを倒してこぼしてしまった場合、大人でも交換してくれることが多いという意見が大橋未歩アナウンサー(43)から出ると、マツコは「だからそれを逆に良しとしちゃうとさ、何かやる側の負担が大きすぎない?」と疑問視。「経済的にも成長が終わった国でさ、あんまりそれやっちゃうと変なのも出てくるだろうし」と薄利多売も多い店の好意につけ込んで過剰な要求をしてくる客が出てくることも危惧した。

 「それは悲しいことよ?そんなこと言わなきゃいけない状況になってるのは。でも、優しさだけで済まされるのかな、今後…っていう、嫌ぁーな感じはするわよね」とマツコ。また、レジ係に決定権があるとも限らない。最終的には「ちょっと思ったのはね、もしアタシがその場に遭遇しちゃったとしたら、アタシが換えてあげる。お店が冷たいとかじゃなくて“大丈夫?僕”って言って“これ、買ってあげるよ”って言って。それはもう関係ないじゃん?お店がどうこうとかさ」と話していた。

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2022年6月6日のニュース