出口六段 藤井叡王との5番勝負敗退後の復帰戦飾る 棋王戦予選決勝で中村六段に勝利

[ 2022年6月6日 20:31 ]

出口若武六段(日本将棋連盟提供)
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 第7期叡王戦5番勝負で藤井聡太叡王(19)=王将、竜王、王位、棋聖含む5冠=に挑み、3連敗で敗退した出口若武六段(27)が6日、大阪・関西将棋会館で行われた第48期棋王戦の対局で復帰。中村亮介六段(36)に114手で勝利した。

 5月15日の叡王戦第2局、20日の第72期ALSOK杯王将戦1次予選の今泉健司五段(48)戦、叡王戦第3局と3連敗したが、それもストップした。

 「できるだけ盛り上げることができれば」と叡王戦開幕前に意気込みを語った5番勝負は3連敗。逆転負けを喫した第3局の敗退後は大盤解説会場で涙したが、13日後にしっかり気持ちを切り替えてきた。

 中村の四間飛車を穴熊の堅陣で受け止め、中村王を受けなしに追い込んだ。予選突破で、挑戦者決定トーナメントに進出。渡辺明棋王(38)=名人との2冠=への挑戦権を目指し、次局2回戦で広瀬章人八段(35)と対戦する。

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2022年6月6日のニュース