今井翼 「一番避けてた」芝居が好きになった大監督との出会い「怖いなって思うんですけど…」

[ 2022年5月3日 15:14 ]

俳優の今井翼
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 俳優の今井翼(40)が2日深夜放送のMCを務めるフジテレビ「休暇今井」(月曜深夜1・25)に出演。芝居に対する意識を変えてくれた監督との出会いを振り返った。

 この日は映画監督の山田洋次氏がゲストとして登場。今井は2013年に山田監督が演出した中村勘九郎主演の舞台「さらば八月の大地」に出演。17年には山田監督脚本・演出の音楽劇「マリウス」東京公演で主演を務めた。

 かつてジャニーズ事務所に所属し、アイドルだった今井は「30代に入って監督に出会えたことが僕にとって礎となった」と明言。30代に入るまでは「僕は芝居が一番避けてたって言うぐらい好きじゃなかったんですけど」としながらも山田監督との出会いで、「監督っていうのは凄く懐が深くて、凄く愛情深くて、だからその世界に入ればメチャクチャ厳しいっていう。現場に入るとある意味で怖いなって思うんですけど、楽しみの向こう側っていうか、改めて厳しさを全てて感じることで芝居をする自分とようやく向き合える時間になったっていうのが、大きなきっかけとして芝居が好きになったんですよね」と語った。

 今井はさらに「僕が監督と出会ってから今も現場で大切にしていることは、『どう演じようか』ではなく、台本を何度も読み返す中で、『なぜなのか』っていう問いを大事にしながらも、なかなか自分一人では見つけられないっていうことがあるんですけど」と明かすと、「役者としての台本との向き合い方で大切なことを改めて監督にうかがいたくて」と質問。山田監督は「大事なのは言葉で言うと存在感っていうやつなんだよね。そこに一個の人間がドンといる。ちゃんと人間として存在していることが大事なんだ」、「舞台は観客に伝えるという意識がないといけないような気がするよ」などと語った。

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