ゴールデン・グローブ賞 映画賞候補に浜口監督作品 原作は村上春樹氏の短編小説

[ 2021年12月14日 06:05 ]

 米アカデミー賞の前哨戦と位置付けられる映画賞「第79回ゴールデン・グローブ賞」の各賞候補が13日発表され、英語以外の映画の作品賞(旧外国語映画賞)に浜口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」がノミネートされた。発表・授賞式は来年1月9日。

 ドラマ部門の作品賞は、1960年代末の北アイルランドが舞台の「ベルファスト」など5作品が候補に。世界的にヒットした米ネットフリックス配信の韓国ドラマ「イカゲーム」も、ドラマシリーズの賞などでノミネートされた。

 「ドライブ・マイ・カー」は村上春樹氏の短編小説が原作。今年7月のカンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したほか、来年3月の第94回米アカデミー賞では国際長編映画賞部門の日本代表に選ばれている。

 ゴールデン・グローブ賞を主催するハリウッド外国人記者協会を巡っては、会員の偏った人種構成や一部会員による過去の発言などで映画界から批判が噴出。米NBCテレビは今年5月、組織改革の必要性を訴え、来年の授賞式の中継を取りやめると発表した。

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