吉沢亮 「青天を衝け」は「一生心に残る作品」 草なぎ剛の演技に圧倒され「憧れもお芝居にのっていた」

[ 2021年12月14日 11:12 ]

吉沢亮
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 俳優の吉沢亮(27)が14日、NHK「あさイチ」(月~金曜前8・15)に出演。主演を務めるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜後8・00)の撮影を振り返った。

 撮影はこのほど終了。現在の心境を聞かれると、「なんか落ち着かないですね。ずっと濃厚なスケジュールの中セリフを覚えてっていう日々を続けてたので。パッと一気にやることがなくなって。何もやってない時間が凄い大丈夫なのかなこれみたいなちょっと落ち着かないなっていうのがあります」と話した。撮影期間は「1年半ですね。ほぼ」と語った。

 大きな転機になった作品かと改めて問われると、「そうですね。撮影をやりながら嬉しい思いとか、苦しい思いとか、いろんな感情を積み重ねて皆さんと乗り切ったっていう、経験とか積み上げてきたものがやっぱり他の作品とはちょっと違うなというものがあるので、この作品は一生心に残る作品になるんじゃないかという気がしますね」と話した。

 印象に残ったシーンは、草なぎ剛(47)演じる徳川慶喜の右腕で、吉沢演じる渋沢栄一の恩人でもある平岡円四郎(堤真一)が尊王攘夷派に襲われ命を落とした後、慶喜と栄一が円四郎の死について語り合うシーン。「このシーンの草なぎさんのお芝居が僕凄く印象的で。リハをやってるときに草なぎさんの目を見ないでお芝居をしてたんですよ。声だけ聞いてるときに、凄く淡々とセリフを言ってらして。『私の身代わりとなったのだ』って言われて初めて草なぎさんの顔を見たときに、凄く後悔とか悲しさを帯びてる表情をされてて。声だけ聞いてるとすごく淡々としてるのに表情から凄く悔しさみたいなものが出てて、スゲーって思ったのが凄い印象的で」と説明した。

 慶喜と栄一のシーン。「大切ですね。物語としても凄く大切ですし、草なぎさんに対しても僕自身も小さい頃からずっと見続けてきた方なので、憧れと言うか、そういうものもお芝居にのっていたのかなという気がしますね」と感慨深げに話した。

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2021年12月14日のニュース