はなわ 妻が絶縁状態だった父と奇跡の再会 きっかけは自身がプレゼントした歌「不思議な歌だなって」

[ 2021年12月14日 15:52 ]

はなわ
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 お笑いタレントのはなわ(45)が14日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。はなわが作った歌がきっかけで妻・智子さんが家を出て行った父親に会うことができたと明かした。

 結婚して21年。20歳、17歳、11歳の息子がいるはなわ。この日は夫婦そろって番組に登場した。司会の黒柳徹子(88)から5年前の智子さんの誕生日に、はなわが「お義父さん」という歌をプレゼントしたと振られると、はなわは「結婚15周年ということもあったんで、何かプレゼントをと思ったんですけれど。僕の嫁さんの人生というか、生き様を子どもたちにしっかりと伝えたいなと思いまして。ノンフィクションの歌を作ろうと」と語った。

 智子さんは1歳半のときに父親が家を出ていた。はなわは「(智子さんが)お父さんのことを全然知らなかったんですね。ずっと会ってなくて。僕も会ったことのない義理のお父さんに対する手紙のような歌を作らしてもらったんですよ」。サプライズで歌を披露しようとすると、智子さんは「やめて」と言うなど嫌がっていたが、はなわが歌い始めると感激。はなわは「まさかそんな歌だとは思ってなかったのか、途中で涙を流してくれまして。あんまり泣いたところを見たことがないので、驚いちゃいまして。僕も涙を流して」と振り返った。

 歌い終わると、智子さんは1週間前に親戚から、父親が末期がんになっているとの連絡があったと打ち明けた。父親が会いたいと話していたとも伝えられたが、断っていたとも話した。その1週間後にはなわの歌を聞いたこともあり、感極まったのだという。はなわは「それは会いに行こうということなんじゃないか。お義父さんに会いに行こう」と話して2人で会いに行くことになったとした。

 そうして一時退院していた義父の家に行くと、「顔も(智子さんに)そっくりでしたし、何が似てるかなってちょっと天然ボケなところもありまして。僕のことをずっとはにわ君、はにわ君って言って。何度訂正してもはにわ君で来るから、はにわでもういいですみたいな」とはなわ。それでも「凄い優しいお義父さんで。本当にあの歌があったから会えたって言うのがありました」としみじみと話すと、智子さんも「初めて会ったような感じがしなくて。自分に顔も似てるし、性格も似てるし、緊張もしなくて」。父親だという感じは「すぐしました」と続けた。

 はなわはさらに「柔道の番組でうちの子ども達がやってた番組を見ていてくれて。柔道の試合をまだ動けるうちに見に行きたいんだと言ってくれて、わざわざ応援まで来てくれました。そのときうちの子ども達も初めておじいちゃんに会えて」と告白。「その後でやはり入院してしまって。それから1年後ぐらいに亡くなってしまいました」。亡くなる1週間くらい前には家族で見舞いにも行くことができたとした。「あの歌がなければ、会えてなかったなって言うと、不思議な歌だなって言う話はよく家族で」としみじみと話した。この日、黒柳の前で「お義父さん」を披露すると、智子さんは感極まっていた。

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2021年12月14日のニュース