松田聖子感激 作詞家・松本隆氏が出会い振り返り「神様はいるんだなって」

[ 2021年10月18日 11:53 ]

松田聖子
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 歌手の松田聖子(59)が17日放送のテレビ朝日「関ジャム 完全燃SHOW」(日曜後11・00)に出演。ヒット曲の数々を手がけた作詞家・松本隆氏(72)との出会いや80年代を振り返った。

 今も、昔の曲を聞き返すといい「第三者的な感じ。こんな感じだったんだと。自分というより別の人の物って感じ。こんな風に歌ってるんだとか勉強になるんですよ。80年代の作品というのはキラキラしている。すごくチャレンジなんですよね」と回想。

 大瀧詠一や松任谷由実ら、そうそうたるアーティストからの楽曲提供は重圧ではなかったのかという質問に「驚きでした。レコーディングに行って、その場で覚えてレコーディングしてって感じだったので。これが新曲ですよ、大瀧詠一さんが書いてくださいましたとかユーミンさんが書いてくださいましたって言われて、ええ~!?って」。事前に曲の書き手を聞かなかったため、スタジオで新曲を渡されるたびに驚いていたという。

 ヒット曲の作詞を多く手がけた松本氏については「80年代はスタジオでお会いしても、偉大な先生ですから、私は生徒のような感じで。先生も何もおっしゃらない。スタジオでレコーディングしてる時に必ずいてくださるんですけど、こういう風に歌ってくださいとか絶対おっしゃらなかったですね。話したり、質問することもなかった。詞をいただいて、はい、わかりましたとか、ブースに向かって歌うだけで」と回想。

 一方、VTRで松本のコメントが紹介され、松田聖子との出会いについて「CMで流れていた『裸足の季節』。本人は出ていなかったが、声だけ聴いて、この子は僕に合うなと思った。女の子の歌は太田裕美を長く手掛けて以降、松田聖子までけっこうブランクがあって、その間は原田真二、桑名正博、近藤真彦とか男の歌詞を頼まれることの方が多かった。久々に女の子の詞を書きたいなと思っていた時、偶然にも僕のところに依頼が来て、神様はいるんだなって感謝した」と振り返り、これを聞いた松田は「え~?!『裸足の季節』のCMを聞いてくださったのは知ってたけど、それ以外は初めて聞きました」と感激の面持ちだった。

 さらに、松本氏は、1981年に発表した南佳孝「スローなブギにしてくれ」のヒットでスイッチが切り替わったと回想。「それまで趣味で好きだった世界にやっと時代が追いついてくれたなと。これで勝負できると。ニューミュージックと歌謡曲の中間をつくりたかった。今はそれをシティポップと呼ぶのかもしれない。そういう時期に出会ったのが松田聖子。アイドルというより音楽にしたかった。彼女の活躍で古い歌謡曲が一掃された」とコメントした。

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2021年10月18日のニュース