「将棋界で最も過酷」第71期王将戦挑戦者決定リーグきょう開幕 渡辺王将に挑むのは誰だ

[ 2021年9月23日 08:00 ]

渡辺明王将(上段右から2人目)と第71期王将リーグに挑む羽生九段(右上、以下時計回りに)、糸谷八段、藤井3冠、豊島竜王、近藤七段、広瀬八段、永瀬王座(撮影・MEGUMI)
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 将棋の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグはきょう23日、東京都渋谷区の将棋会館で行われる豊島将之竜王(31)―広瀬章人八段(34)戦で開幕する。来年1月開幕予定の7番勝負で渡辺明王将(37)=名人、棋王含め3冠=に挑むのは果たして誰か。「将棋界で最も過酷なリーグ」に臨む7棋士に意気込みを聞いた。

 ◆永瀬拓矢王座<しっかり準備を>

 昨期はリーグ初参加ながら5勝1敗と好成績を残し、豊島とのプレーオフを制して7番勝負初挑戦権を得た。だが渡辺王将には2勝4敗で敗退。「初戦が10月1日で、まだ時間がある。(リーグは)どこを見ても強い方ばかり。しっかり準備をして、いい内容の将棋を指したい」

 ◆豊島将之竜王<出だしは大事に>

 第60期、第67期の挑戦者。特に第60期は20歳で王将戦史上最年少挑戦者だった。今リーグは藤井との竜王戦7番勝負と並行開催。「一番初めに挑戦したタイトルなので相性はいいのかなと思う。(リーグは)短い期間でやるので調子が良ければ結構勝てたりする。でも出だしは大事」

 ◆羽生善治九段<偉業100期へ…>

 王将獲得12期を誇る永世位保持者。通算タイトル数は史上空前の99期だが、節目の100期獲得を前に足踏み中だ。第65期以来、6期ぶりの7番勝負出場を狙う。「今年も凄いメンバーで充実している人ばかり。自分なりのしっかりといいパフォーマンスを発揮したいと思う」

 ◆広瀬章人八段<後手番対策が鍵>

 第69期挑戦者。リーグ最終戦では4勝1敗の相星対決となった藤井戦を劇的に制し、話題となった。7番勝負では先に王手をかけながら渡辺王将に惜敗している。「後手番をどう対処するか。最終戦が抜け番なので、それまでに皆にプレッシャーをかける展開に…できるのかな(笑い)」

 ◆糸谷哲郎八段<「怪物」が暴れる>

 早見え早指しが持ち味で、ニックネームは「怪物」。5期連続リーグ入りが昨期で途絶えたが、2期ぶりに復帰した。「上を見ないと下にも行けないという言葉に従い、上(挑戦権)を見て戦いたい。毎年毎年厳しい相手ばかりだが、楽しんでやっていければいいなと思う」

 ◆近藤誠也七段<5期ぶりの復帰>

 新人で四段だった第66期以来、5期ぶりの復帰。当時は2勝4敗の陥落だったものの、白星の相手は羽生と豊島。爪跡は確かに残した。「(前回の)2勝は出来過ぎ。今思うと完全に力不足だった。今回はしっかり結果を求めたい。コンディション調整を徹底して迎えたい」

 ◆藤井聡太3冠<3期目の正直>

 前期は開幕3連敗であっさり脱落した。陥落も喫したが、予選勝ち上がりで3期連続のリーグ入りはさすが。「(今期は)挑戦を目指す展開にしないといけない。5勝がそのラインになるので、前期の自分だと相当厳しいという感じ。どの対局もしっかりいい状態で臨まなければ」

 なお、王将リーグ特集は「将棋研究2.0」をテーマにライブドアニュースに掲載。渡辺王将と7人のトップ棋士による対談形式で、高性能PCに加え、DL系ソフトという新しい波は将棋界に何をもたらすのか、進化する研究について聞いた。

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