博多大吉 恩人・雨上がり決死隊への感謝“2週遅れ”の理由「コンビとしての僕らを救ってくれた」

[ 2021年9月1日 16:54 ]

お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉
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 お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉(50)が1日、水曜パートナーを務めるTBSラジオ「赤江珠緒 たまむすび」(月~木曜後1・00)に生出演し、解散した「雨上がり決死隊」との思い出を語った。

 10月に決勝大会が行われる「キングオブコント」についてのトークで、賞レースの大事さを力説。「華丸・大吉として最大の人生のターニングポイントは、華丸さんの2006年、R-1グランプリ、チャンピオンなんですよ。あれをあいつが取ってなかったら、絶対ここ(番組のイス)に座ってないです」と断言した。

 ピン芸人日本一を争う同大会に、相方の博多華丸(51)が06年に出場。児玉清さんのモノマネを軸としたネタで見事、優勝した。現場で見ていた大吉は、「相方の人生が大きく動き出しているのを目の当たりにして、よく分からないけど、『こいつ、すげえことやったんだな。これから俺たち、どうなるんだろうな?』って」とよぎった思いを明かした。

 優勝後の囲み会見も見ていたという。すると、司会者から大吉にもステージに上がるよう声がかかった。「その司会者の方が、雨上がりさんだったんです」。囲み後の写真撮影では、さすがに「自分はいらない」と思って抜けようとしたが、「宮迫さんが『ええやん、おれや』、蛍原さんも『コンビやからええねん』って」と引き留めてくれたという。「当時の華丸・大吉ってコンビは知名度がなかったから、記者からすると突然、現れたんですよ。その写真が次の日に新聞とかいろんなメディアに載って、テレビでも使われて、『あ、あいつらコンビなんや。じゃあコンビで売っていこう』って」。その日が、コンビにとっての分岐点だったという。

 コンビの絆を教えてくれた雨上がりが、皮肉にも解散した。大吉は「コンビとしての僕らを救ってくれた雨上がりさんが、2週前の話ですけど、解散になったのは、すごくショックなことでした」と寂しさを口にした。一方で、「人生、何があるか分からないんで。今は二度と2人は交わらないんじゃないかとか、宮迫さんは地上波には二度と戻ってこないんじゃないみたいな、そんなが空気流れているわけですけど、でも僕、プロレスファンなんですよね。あり得ないことが起こりえるんです、プロレス界って」と、プロレス界になぞらえて将来のコンビ復活を信じていた。

 雨上がりの解散発表は、大吉が「たまむすび」に出演した前日の先月17日だった。パーソナリティーのフリーアナウンサー赤江珠緒(46)から「何で2週前に言わないんですか?」と問われると、大吉は「僕が(解散についてのコメントの)スタート、口火を切るような感じになるのは違うから。そこまで関係性がないから。意見が出てからあらためて言おうと」と、大吉らしい配慮を口にしていた。

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2021年9月1日のニュース