滝川英治 “僕の生きる希望”パラ開会式は「人生の宝物」「感極まるような気持ちで見た」

[ 2021年9月1日 11:08 ]

滝川英治
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 フリーアナウンサー・滝川クリステル(43)のいとこで俳優の滝川英治(42)が1日放送のフジテレビ「ノンストップ!」(月~金曜9・50)にVTR出演。東京パラリンピックの開会式に出演した思いを語った。

 開会式のコンセプトは「WE HAVE WINGS」。ピッチ上に“パラ・エアポート”を描き「片翼の小さな飛行機の物語」の演出で、空港の管制塔のクルーとして登場した。映像で登場した滝川はホイッスルをくわえ、一度周りを見渡してからホイッスルを吹いた。すると、ピッチ上で風を起こすための演出がスタートした。

 滝川は「反響はすごく、僕が出た瞬間からLINEが鳴りやまなかったですね。というか、自分が自分とは思えないような、ちょっと不思議な感覚というか、自分というよりも開会式が無事にとにかく終わってほしいなということが一番だった」と回顧。「祈るような気持ちで、主人公の13歳の女の子とか、彼女の表現力とか生き様みたいなものテレビで感じ取ることができて、感極まるような気持ちで見させていただいた。始まりのスタートのホイッスルという、重要な役割で参加させていただいて、本当に人生の宝物というか光栄なことだと思います」とかみ締めた。

 2年前からパラスポーツの最新情報と楽しみ方を伝える番組のMCを担当するなど、パラリンピックに携わることは夢の1つでもあったという。

 連日、パラアスリートたちが熱戦を繰り広げている。「(障がいがあり)自分の一人の力だけでは生きていくことすらも困難な人が多いんですよね。中には24時間誰かしら何かしらのサポートがないと、生活もできないという人がいる中で、あの場に立って、ああいう表現をする、(それが)できたってことが、自分1人だけの思いとか、自分1人の力ではなくて、たくさんの人が関わってサポートしてくれたから今があるんだっていう、本当に感謝の思いをすごくおっしゃってたんですけど、それが僕自身もすごく共感できる部分があって…」と、メダリストたちが次々に口にする周囲への感謝の思いに共感しているという。

 「僕はまだまだ自分自身と闘うことで精一杯なのに、本当に彼らはそれを克服して世の中たくさんの人たちを勇気づけたりとか、希望を与えたりっていう、自分以外のものと戦っている姿はすごく僕自身の勇気にもなります」と滝川。「僕の生きる希望であったので、そういうものをこれから先も見つけて、それを糧に前に進まないといけないなって、強く思いましたね」と語った。

 滝川は17年9月にドラマ撮影中の事故で脊髄を損傷し、車いすの生活となった。

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2021年9月1日のニュース