岡田健史の主張が通らなかったワケ 関係者「契約打ち切る大きな理由示せなかった」

[ 2021年9月1日 05:45 ]

俳優の岡田健史
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 俳優岡田健史(22)が所属事務所「スウィートパワー」からの退所を求めて起こした裁判で、岡田側と事務所側が31日、東京地裁で和解した。当初の契約期間通り、2023年3月31日まで同社のタレントとして活動することで合意。同社はウェブサイトで、契約期限まで「岡田健史」という芸名で引き続き活動することも発表した。岡田は1日に更新した自身のインスタグラムで「約1年半でスウィートパワーを退所します」と報告した。

 裁判は4月にスタート。岡田が契約解除の仮処分を求める申し立てを裁判所に行い、その中で本名での活動も求めていた。当時契約にあと約2年残していた岡田が契約解除を求めた理由として、出演作の選び方、寮の決め方、それにかかる費用などを通じて事務所へ不信感を抱いたことを挙げていたとみられる。

 近年タレントの独立ラッシュだが、法廷闘争まで至るのは極めて異例。そこまで強い思いで臨んだ岡田の主張が通らなかった理由は何か。司法関係者は「契約期間中であること。さらに契約を打ち切るのに値するような大きな理由が岡田さん側から示せなかった」とみる。とはいえ、裁判沙汰になった時点で円満な活動は難しく、岡田は契約終了となる2023年3月31日をもって事務所を離れることに変わりはない。1日に更新したインスタグラムで岡田は「約1年半でスウィートパワーを退所します」と異例の退所宣言をした。今後の活動に注目が集まる。

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2021年9月1日のニュース