橋下徹氏、自民党・岸田氏の“二階はずし”に言及「権力争いをすることが政治家の力を強めるんです」

[ 2021年8月30日 17:15 ]

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が30日、フジテレビの情報番組「Live News イット!」(月~金曜後3・45)に出演し「権力争い」の意義について説く場面があった。 

 菅義偉首相の総裁任期満了に伴う自民党総裁選(9月17日告示、29日投開票)への立候補を26日に正式表明した岸田文雄前政調会長は、30日に議員会館の自民党所属議員の事務所へあいさつ回りに訪れた。岸田氏の党改革案では「党役員は1期1年、連続3期まで」と定めており、在職が5年に及ぶ二階俊博幹事長らにも適用されることから“二階はずし”の声もあがっている。

 これに橋下氏は「自民党は面白いな、本当に」と一言。「こういう自民党だから、ある意味政権を担っていけるのかと思いますね。もちろん、政策とかコロナ対応についてはいろんな問題点がありますけども。でも、党内でこういう権力争いをするってことが、実は政治家の力を強めるんです。僕は政治家をやってよくわかりました。コメンテーター時代は『こんな党内の争いはくだらない』って言ってたんですけど、実はこれが政治家の力を付けていくってのがよく分かったので」と、自身の経験を交えて話す。

 「『こんな時期にこういうことをやる必要はない』って言われるかもわからないけども、やっぱり政治を動かすことはキレイごとじゃなくて、人を動かさないといけない。こういうところで人を引き付けて、敵を切り崩してボスになっていく。野党の中でもガンガンに戦って、勝ちあがったボスと、自民党のボスが総選挙で戦うのが、理想的な与野党の対立の構図なんですよ」と、持論を展開した。

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2021年8月30日のニュース