古市憲寿氏 若者ワクチン接種会場混乱に「最悪の方法だな…都の職員が翻弄されてる」

[ 2021年8月30日 09:55 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(36)が30日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。27日から始まった東京・渋谷の若者ワクチン接種センターで早朝から長蛇の列ができたことに言及した。

 東京都は27日に、10月8日まで月曜日を除き、若者が予約なしで新型コロナウイルスワクチンの接種を受けられる会場を渋谷区立勤労福祉会館に設置。16歳から39歳までの都内在住者と通勤・通学者をしている人が対象で、同日の正午から接種が始まった。早朝から多くの人が並び、午前7時30分には接種枠の上限300人に達したため、受付けを終了し整理券が配布された。また28日からは300人を抽選で選ぶ方式での運営を始めたが、長蛇の列は続いた。

 古市氏は「若者に対して現場に来てもらって抽選権を配るって最悪の方法だなって思って。だって高齢者の方にも基本はネット予約をお願いしているわけじゃないですか。なんで高齢の方にネット予約をお願いして若者に抽選権をわざわざ渋谷まで来てもらって配るっていう、“不要不急の外出はやめてくれ”とか“渋谷とか人が集まる所に来てほしくない”って言ってるのに対して、渋谷に行って抽選券を取りに来てもらうっていうのは本当にちくはぐだなと思って」と言い、「本当に都知事の思いつきに東京都の職員が翻弄されてるのかなって思いますね」と自身の見解を述べた。さらに「算数ができない。16歳から39歳の東京都の在住者って大体400万人で、このうちの1%の人が打ちたいと思っても4万人じゃないですか。これに対して1日の数がどう考えて少なすぎて。若い人が接種したくない…こういうことやるんだったら9月とか10月とかワクチンが行き届いてからやるべきでしたね」と話した。

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2021年8月30日のニュース