ライムスター宇多丸“超密”音楽フェスに苦言「非難されて当然」「『反省しろ』としか言えない」

[ 2021年8月30日 20:22 ]

「RHYMESTER」の宇多丸
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 ラッパーでヒップホップグループ「RHYMESTER」のMC・宇多丸(52)が30日放送のTBSラジオ「アフター6ジャンクション」(月~金曜後6・00)に出演。愛知県で開催された音楽フェス「NAMIMONOGATARI2021」に批判が集まっていることに対して、言及した。

 愛知県国際展示場(AICHI SKY EXPO)で開催された同フェスでは、ソーシャルディスタンスの確保など感染対策のルールが十分に守られておらず“密”の状態になっている観客の様子がSNS上で拡散され、批判を集めていた。

 宇多丸は「写真を見ると非常に密な状態で、お酒も出されていて。今の状況の中、例えば音楽イベントも当然気をつけてやっているところがほとんどなんですよ。ところが、明らかに配慮を欠いた状態でやっちゃっている。非難されて当然だと思いますよ」と、厳しく指摘。

 12年開催の同フェスに出演したことがあるといい、今回開催された場所とは違うものの「出る側のメンツ、いらっしゃるお客さん側も、どっちかというとヤンチャ系な感じなんですよ。だから許されるってことじゃないですよ。でも、ちょっとワイルドにやっちゃったのかな、というのはなんとなく想像も付きますね」と、会場の空気感について推測した。

 「僕の意見として言うならば、ヒップホップシーンはヤンチャでもあるけど、いち早く意識のアップデートというか、いろんな意味で時代の先を走っていてほしくて。だから、今回周りから見て『そういう意識の持ち方なんですか?』と言われるのは、恥ずかしい。ヒップホップシーンだからこそ、そういうところでいち早く手を打って、意識でも最先端を行ってね。実際アメリカのシーンはそれを成し遂げている。意識のアップデートをしてこそ、真に格好いいカルチャーだと僕はそうあって欲しい」と、語った宇多丸。

 「そう言う意味では、まあ『反省しろ』としか言いようがないけどね、これは本当に良くなかったと思います」と、苦言を呈した。

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2021年8月30日のニュース