愛知・常滑市長 “密”の音楽フェス 主催者に抗議文送付 「今後二度と本市の施設使用させない」

[ 2021年8月30日 16:00 ]

 愛知・常滑市の伊藤辰矢市長(43)が30日、自身のツイッターを更新。29日に開催された音楽フェス「NAMIMONOGATARI2021」の主催者に抗議文を送付することを報告した。

 同市の愛知県国際展示場(AICHI SKY EXPO)で開催された同フェスでは、ソーシャルディスタンスの確保など感染対策のルールが十分に守られておらず“密”の状態になっている観客の様子がSNS上で拡散され、批判を集めていた。

 伊藤市長は「昨日開催されたnamimonogatariについて、本日から始まりました市議会定例会の冒頭のあいさつで述べさせていただきました。本日付で主催者に対して抗議文を送付いたします」とし、議会の挨拶文を画像で公開した。

 挨拶では「このイベントは2016年から2019年までりんくうビーチで開催されていました。その際もトラブルの絶えないイベントでしたので、今回の開催も大変危惧しておりました」とし、イベントの会場管理者を通じてガイドラインの遵守を勧告していたという。

 しかし密集、ノーマスクが多発する事態となり「国や県の要請、ガイドラインも全く守られていない、きわめて悪質なイベントでありました」と断罪。「市民の努力を愚弄する悪質なイベントを開催したことへの遺憾の意と、今後二度と本市の施設であるりんくうビーチを使用させない旨を記した抗議文を送付いたします」とした。

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2021年8月30日のニュース