ヨットで太平洋「往復」達成の辛坊治郎氏 「今回1番怖かったのは自分」と語った理由

[ 2021年8月24日 16:34 ]

大阪に無事到着した辛坊治郎氏(C)ニッポン放送
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 小型ヨットでの太平洋単独「往復」に成功したキャスターの辛坊治郎氏(64)が24日放送のニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月曜~木曜後3・30)に電話出演した。

 出演者たちから「お帰りなさい」と声をかけられると、落ち着いたトーンで「とりあえず生きて帰ってきました」と辛坊氏。「生きて帰ってきたのが奇跡みたいな話で」と言い「いっぺんハーバーに船止めたんですよ。ハーバーの出入りみたいなものにエンジンを使うんですが、エンジンをいっぺん止めたんですね。で、止めた場所から移動するためにもういっぺんエンジンかけようとしたら、かかんないんです。うんともすんともいわないんです。だから、奇跡というか、偶然到着しただけの話で、運が良かっただけですね」とエピソードを語った。

 また「今回1番怖かったのは自分ですね」とも。「毎日毎日いい天気なんですよ。赤道の近くですから暑いんですよね、そうすると海に飛び込みたくなりますよね。起きてる時は理性が働いてますから、海に飛び込んだら死んじゃうとかわかる。けれど、寝ぼけてたら人間何するか分からないでしょ?だから何が怖いかってね、夜寝る時が1番怖いんですよ。寝て無意識のうちにと言うか、意識がもうろうとして綺麗な海があるなとドボンって飛び込んだら…。それ考えるとね、今回後半戦のヨットの旅で一番強かったのは自分自身ですね」と話した。

 辛坊氏は4月9日に大阪を出発し、6月15日(日本時間6月16日)に米サンディエゴへ到着して太平洋単独無寄港横断を達成した。その後、7日間の休養と整備を経て再び日本へ向けて出発。24日午前9時19分に大阪・淡輪ヨットハーバーに到着した。

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