パラ開会式 ウォーリー木下氏の演出が話題に 華やかプロジェクションマッピング

[ 2021年8月24日 21:30 ]

<パラリンピック開会式>艶やかに演出される開会式(撮影・坂田 高浩)
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 東京パラリンピック開会式が24日、国立競技場で行われ、プロジェクションマッピングを巧みに利用した華やかな演出がSNS上で話題を呼んだ。演出のトップを務めるのは、ウォーリー木下氏(49)だ。

 神戸大在学中に演劇活動を始め、30代で言葉を使わずに音楽や映像を取り入れたノンバーバルパフォーマンス集団を設立。役者の身体性に音楽と映像を融合させた演出を特徴としている。開会式ではからくりのパフォーマンスや、「パラ・エアポート」内の光る滑走路、選手入場の際に国旗と同じカラーがフィールドに展開されるなど、鮮やかな色使いと発想で見る人を楽しませた。さらに会場全体を取り囲む横長のスクリーンには、各国代表選手の名前が並ぶ粋な演出もあった。

 主な作品には、少年ジャンプで連載されていた「ハイキュー!!」の舞台。バレーボール部の高校生たちの熱い戦いを描いた物語で、試合の迫力や緊迫感をプロジェクションマッピングでリアルに伝える演出で人気を集めた。その他にも「東京ワンピースタワー」のライブアトラクションや、乃木坂46版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン2019」の上海公演などを担当した。

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2021年8月24日のニュース