千葉真一さん出演「仁義なき戦い」、深作欣二監督の「鶴の一声」で大友勝利役

[ 2021年8月24日 05:30 ]

映画「仁義なき戦い 広島死闘篇」で大友勝利を演じた千葉真一さん(C)東映
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 千葉真一さん(享年82)の初主演映画で、故深作欣二監督のデビュー作となった61年「風来坊探偵 赤い谷の惨劇」で初タッグを組んで以降、2人は映画だけで20作品を生み出してきた。中でも強烈なキャラクターとして人気を誇るのが73年「仁義なき戦い 広島死闘篇」の大友勝利。「うまいもん食うてよ、マブいスケ抱くために生まれてきとるんじゃないの」などの“名ゼリフ”は今もファンの間で語り草だ。

 当初は、北大路欣也(78)がキャスティングされていたが、過激なセリフや下品にも映る動きにちゅうちょし、交代を依頼。千葉さんは山中正治役で準備を進めていたが、深作監督の「千葉が演じた方が面白くなる」という鶴の一声で2人の役が入れ替わった。

 後のシリーズでも大友を出す案はあったが、千葉さんが主演映画「殺人拳」シリーズの撮影があったため実現せず。74年「完結篇」に大友は登場するが、宍戸錠さんが演じている。

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2021年8月24日のニュース