小坂健氏 五輪有観客の宮城、静岡などに「人の移動を伴うことを考えるともう1回考え直してもらいたい」

[ 2021年7月11日 08:57 ]

TBS社屋
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 元国立感染症研究所主任研究官で厚生労働省クラスター対策班メンバーの東北大大学院・小坂健教授が11日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。福島県営あづま球場(福島市)で行われる東京五輪の野球とソフトボール計7試合について、福島県と大会組織委員会が10日に無観客で開催すると発表したことに言及した。

 福島県の無観客は、既に無観客が決まっている首都圏の1都3県と、北海道に続く措置となる。これで五輪で観客を入れるのは、宮城県のサッカー、静岡県の自転車、学校連携観戦プログラムだけの茨城県のサッカーだけとなった。組織委は10日に改めて3県の方針に変更がないことを確認したが、先行きは極めて不透明な状況となっている。

 小坂氏は「1都3県は無観客なんですが、まだお客さんを入れてやろうとしている所、宮城県と静岡県などなんですが、そういう所は人の移動を伴うことを考えるともう1回考え直してもらいたいと思います」と言い、「もちろん人の流れっていうのが非常に大きいんですが、7月に4連休があります。8月には夏休みがあるというところで、ただでさえ感染拡大する時ですので、そういう時に五輪をやるってことで、これをみんなでしっかり守っていかないと安心、安全にはならないと思っています」と自身の見解を述べた。

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2021年7月11日のニュース