橋下徹氏 東京都のコロナ重症者63人に「これで医療態勢があっぷあっぷするような東京ではダメ」

[ 2021年7月11日 10:29 ]

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(52)が11日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。東京都で10日に新型コロナウイルスの感染者が新たに950人報告されたことに言及した。番組には、田村憲久厚生労働相、東京都医師会・尾崎治夫会長も出演した。

 東京都の感染者は、今月3日と比べて234人増加し、前の週の同じ曜日を上回るのは21日連続。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は700人台に上昇して720・1人となり、前週比は127・9%。50~80代の男性5人の死亡も確認された。新規感染者のうち、20代が301人で最多、30代が186人で続いた。65歳以上の高齢者は48人だった。入院中の患者は前日より13人増えて1870人、うち重症者は1人増の63人。累計は感染者が18万1024人、死者が2253人となった。

 橋下氏は、重症者数が増えていることも4度目の緊急事態宣言の理由だとする田村厚労相に「大東京においてコロナの重症者が今63人。これで医療態勢があっぷあっぷするような東京ではダメだと思う。この話はずっとこの1年間繰り返しなされてきましたけれど、人口当たりの感染者数、死者数、重症者数は今数字が出ていませんけれど、日本よりもはるかに今ワクチンが普及している国でももっと多いんですよ」と指摘。その上で「でもそういう国でもなんとか医療でカバーしている。これは厚生労働省と医師会、医師会だけでなく病院の方もそうなんですけど、分子、感染者数を抑えるだけではなくて、繰り返し言うけれども分母、キャパシティーの方を方を増やしていくという努力を、ここが1番の柱になってくるんじゃないですか」と自身の考えを述べた。

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2021年7月11日のニュース