茂木健一郎氏、五輪の無観客開催は“最悪の政策決定”とバッサリ「こんな愚かな判断はない」

[ 2021年7月11日 18:16 ]

茂木健一郎氏
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 脳科学者の茂木健一郎氏(58)が11日、自身のYouTubeチャンネルを更新。「#東京オリンピックの#無観客開催は最悪の政策決定である」というタイトルで動画を投稿し、持論を展開する場面があった。

 茂木氏は「東京オリンピックは無観客ということに決定されたわけですけども、僕は間違っていると思っていて。今からでも遅くないから撤回して、客を入れた方がいいと思います」と提言。

 「はっきり申し上げますが、専門家の数理的な予測は“当たるも八卦当たらぬも八卦”。占いと同じレベルだと思ってます。それは当たり前な話で、未知のパラメーターが多すぎるんですね。実際に諸外国を見ても、ワクチンで抑え込んだと思ったら、また感染が拡大する。このウィルスについての振る舞いはよく分からないんです。専門家の言うことは『人流が増えてお酒飲んだら増えるんじゃないですか』っていう、印象論以上のものではないんですよ」と、感染対策としての施策に懐疑的な姿勢を見せた。

 プロ野球・サッカーでは観客が入れられることについても触れ「オリンピックだけ、無観客にする定量的な根拠は何でしょうか。ないですよね?」と、問いかけた茂木氏。「恐らくオリンピックが始まったら『なんで観客を入れてなかったんだろう?』ということになると思います。他のところでは人が動いてるのに、なんでオリンピックだけ特別なものだと思って、人を入れなかったのだろうと。こんな愚かな判断はない」と、斬り捨てた。

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2021年7月11日のニュース