尾木ママ 緊急宣言下での五輪を戦争時に例える「爆弾が降ってるのに、そこで平和の祭典」

[ 2021年7月8日 14:48 ]

教育評論家の尾木直樹氏
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 “尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹氏(74)が8日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。政府が東京都に4度目の新型コロナウイルス緊急事態宣言を12日から発令する方針を固めたことに言及した。

 東京五輪も「観客あり」の流れから事態は急変。大会組織委員会など関係機関は「定員の50%以内で最大1万人」を「50%以内で最大5000人」に見直し、改めて抽選を行う案を軸に検討を進めていた。だが宣言の発令で、政府高官は「都内は無観客の流れになる」と語った。政府、都、組織委、国際オリンピック委員会(IOC)などによる5者協議が開催され、無観客とする会場の範囲などについて最終決定される。ただ、IOC関係者ら「五輪ファミリー」やスポンサーらは別枠で入場が認められる見通し。

 尾木氏は「どうにかうまくいくんじゃないかなっていう淡い幻想を心の中に持っていたんですけど、それが見事に打ち砕かれていって、戦争中でどんどん爆弾が降ってるのに、そこで平和の祭典をやるみたいな形になっちゃった」と指摘。そして、「本当にコロナに打ち勝った証としてのオリ・パラにしたかったなって凄く悔しいですね」と言い、観客問題について「早く決めてもらいたい。それでないとホテルをとっている人とか地方から来る人は大混乱ですよ」と話した。

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2021年7月8日のニュース