梅沢富美男、緊急事態宣言中での五輪開催に「応援してくれなくていいと思ってるんじゃないの」

[ 2021年7月8日 22:04 ]

俳優の梅沢富美男
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 俳優の梅沢富美男(70)が8日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)に出演。政府が東京都に4度目の新型コロナウイルス緊急事態宣言を12日から発令する方針を固めた。緊急事態宣言の中で行う五輪開催について苦言を呈した。

 政府は、まん延防止等重点措置を延長する当初方針から転換した。23日に開会式を迎える東京五輪の都内の会場を無観客とする方向で調整する。沖縄県の緊急事態宣言は延長する。埼玉、神奈川、千葉、大阪の各府県のまん延防止等重点措置は延長する見通し。いずれも8月22日が期限。条件付きで午後7時まで容認していた重点措置の地域での酒類提供は原則停止とする。

 梅沢は「怒りたくても怒れないよ」と4度目の緊急事態宣言に呆れた。「この人たちはほら、自分たちが給料下がるわけでもなしね。ボーナスももらったし、新幹線はタダだし、車はついてるし、ガソリンも払う必要もないしさ。そういう生活をしてるからわからないんだと思う」と国民の気持ちやギリギリの生活を強いられていることを理解していないとした。

 「だからいいんだよ、わかんなきゃわかんないで。そのままわかんないでずっと行けばいい。でも国民は泣いたり苦しんだりしたことは終わっちゃったから」と止まらなかった。

 MCのふかわりょう(46)から「このままで行くと、なんだかんだで五輪は開催される。どのように向き合いますか?」と聞かれると「さあ、みんなどうやって向き合うのかね。俺の1人や2人の意見なんて関係ないから、この人たちは」と政府に苦言を呈した。さらに「結果をみればいい」とし「でも、応援してくれなくていいと思ってるんじゃないの?オリンピックは俺たちが楽しんでやるんだよって思ってるだろうから」とした。

 緊急事態宣言中での五輪開催に「だってそうとしか思えないよ」とし「オリンピックは誰のためにやるんだって。誰が責任を取るんだよ。オリンピック中にコロナになっちゃったら『私が責任を取ります。私が取りますからオリンピックをやらせてください』って言うのか、誰も言ってないじゃん」と責任の所在を明らかにするべきとした。その責任を取るのは「座長さんだよね。俺は劇団持ってるから言わせてもらうけど」と自身に置き換えた。「だからこれを決めた座長は総理大臣なの?それともオリンピック大臣なの?小池さんなの?誰がメンバーで誰が座長さんなんだよ。誰も言わない。『私が責任を取ります』っていた人は1人もいない」と斬り捨てた。

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2021年7月8日のニュース