橋下徹氏 4度目の緊急事態宣言に「僕はもうさっぱり分からない」

[ 2021年7月8日 10:00 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が8日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。政府が東京都に4度目の新型コロナウイルス緊急事態宣言を発令する方針を固めたことに言及した。

 政府は8日夕に東京都の緊急事態宣言を12日から発令すると決定する。11日を期限としていた沖縄県の宣言は延長する。埼玉、神奈川、千葉、大阪の4府県のまん延防止等重点措置も延長する。いずれも8月22日まで。北海道、愛知、京都、兵庫、福岡の5道府県の重点措置は11日で解除する見通し。東京の宣言発令に伴い、23日に開会式を迎える東京五輪の都内会場は無観客とする方向で調整する。

 橋下氏は「僕はもうさっぱり分からないという立場です」と言い、「英国は今、1日当たり2万7000人、2万8000人の感染者数です。それでも社会経済活動は完全に再開していこうという発想なんです、ジョンソン首相がそういうふうに舵を切りました。それは死者数とか重症者数がすごい抑えられているんですよ、ワクチンの効果によって。だから、僕は、日本でもね、そういう議論を専門家にしてもらいたいなと思って」と話した。その上で「はっきり言ってそのあたりの情報が分からないんですよ。今、日本の重症者数や死者数の伸びがどうなのか。特に感染者数のうち高齢者の65歳以上の割合が1割切っているという報道も聞いてますから、重症者化リスクが下がるんだったら、そんなに伸びないんだったら、ある意味、感染者数ってものは容認していかないと」とした。

 そして「例えばインフルエンザなんかですね、今コロナでインフルエンザの数が抑えられていますけど、普通は毎年毎年、1000万人の感染者数がインフルエンザで出ているんですよね。でも大騒ぎしないのは死者も重症者もワクチンとか薬で抑えられているからなんです」とし、「だからそのあたりの議論を専門家でやってもらいたいと思うんです。感染者数ばっかりに注目するのは違うんじゃないかと思うんですけどね」と自身の見解を述べた。

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2021年7月8日のニュース