巨人・原監督「かみ合わないとなかなか勝利できない」2夜連続サヨナラ勝ち&今季最長6連勝で総合力評価

[ 2023年6月16日 21:54 ]

交流戦   巨人6―5楽天 ( 2023年6月16日    東京D )

<巨・楽>9回、サヨナラ3ランを放った坂本を出迎える巨人ナイン(撮影・光山 貴大)
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 巨人が楽天に逆転サヨナラ勝ちし、今季最長の6連勝を飾った。サヨナラ勝ちは2試合連続。16年9月27、28日(いずれも中日戦)以来7年ぶりとなった。

 2点を追う9回、楽天・酒居から先頭の梶谷が左中間を破る二塁打で出塁すると、続く重信が右前打を放ちチャンスを拡大。重信が二盗を決め無死二、三塁とすると、坂本勇人内野手(34)が逆転サヨナラ3ランを放った。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――劇的な幕切れ。

 「ですね。よくつなぎながらというとこでしょうか。しかし点入る時っていうのはね、見事に入りますね」

 ――9回の流れは。

 「もちろん、梶谷も初球から、勇気を持って打ちにいった、重信がつないで貴重なスチールを決めたっていうのは大きいですね。その中で、ツーボールカウントという中で、見事に勇人が決めたというところですね」

 ――一時逆転を許した。

 「横川になんとかね、まだ6回80球という中で、そこが、彼の課題というかね、超えてもらいたいところ。それが、いい具合にね、来てくれたという中で、なんとか、7回。プロの世界っていうのはねえー、やっぱ厳しい、世界で。それを今日、こう勝てたというのもそこはもう、彼に糧としてもらいたいなと思いますね」

 ――7回は、彼にとっては未知のイニング。

 「そう、まあ、だから、超えなきゃいけないところですね。まあ、ビーディもノーアウトというね、非常にプレッシャーのかかる場面でね、相手に主導権はならなかったっていうのは良かったと思いますね」

 ――今シーズン初の6連勝。好調の要因は。

 「やっぱり総合力だと思いますね。打線あるいはピッチャー。打つべきとこ、走りで、あるいはバントにおいてもですね。そういう意味では、少し噛み合ってると。やっぱ勝つためにはね、噛み合わないとなかなか勝利できないというところだと思います」

 ――2日続けて粘り強く。

 「あの、他の言葉があるので、手を使いたいぐらい」

 ――坂本選手、3番で起用されました。

 「非常にこう、なんていうか、シンプルになった感じしますね、打席でね。いい形でボールを待っている感じですね」

 ――苦しんできたと思うんですが、そういう姿っていうのは。

 「あまり言葉で表現するんではなく、ひたむきさという点ではね、全く若手時代と変わらないものがある。ただ、やっぱり、マークされる。あるいは実績を持つという選手はね、そこをまた、守り抜く、あるいは、攻めるっていうのはね、非常に難しいと思うんですけど、この数試合、6月に入ってね、いいきっかけ、自分の落ち着いたペースでできるという感じはしますね」

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