巨人・梶谷 移籍後初サヨナラ打 交流戦単独首位!優勝に向けラストスパート

[ 2023年6月16日 05:30 ]

交流戦   巨人3―2西武 ( 2023年6月15日    東京D )

<巨・西>10回、サヨナラ適時二塁打を放ち手荒い祝福を受ける梶谷(撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人・梶谷隆幸外野手(34)が15日、西武戦の2―2の延長10回1死一、二塁から左中間へサヨナラ二塁打。今季2度目で最長タイの5連勝に貢献し、交流戦単独首位浮上に導いた。20年オフのFA移籍後初めてのサヨナラ打で、チームも今季5度目の劇勝。14年以来9年ぶりの交流戦優勝へ向け、ラストスパートに入る。

 冷静だった。同点の延長10回1死一、二塁。梶谷は目の前の坂本の申告敬遠も「(坂本)勇人が敬遠は100%だと思っていた」と想定済みだった。

 「対ピッチャーしか考えてないですね。彼がどんな球を投げるとか、どういう配球かしか考えてない」

 1ボールから平井の139キロフォークを捉えた打球は左中間を真っ二つに割り、歓喜のウオーターシャワーを浴びた。今季2度目の5連勝、交流戦単独首位に導く一打。「(水は)シャワーくらいでしか浴びていない。甘いポカリかけられましたけど、うれしいですね」と笑顔を見せた。

 「野球選手じゃないんじゃないかなと思った」。故障が重なった巨人移籍後をそう振り返った。FA加入1年目の21年は、出場わずか61試合。同年10月には腰椎椎間板ヘルニア手術を行った。そのオフには「めちゃくちゃきついので、本当は行きたくない」というヨガを導入し、懸命に体と向き合った。それでも22年は左膝を手術。出場なしに終わり、オフに育成契約にもなった。「天気と同じで自分で変えられるものじゃない。気持ちの浮き沈みが出ないように」と、ライバルの結果は見ず、リハビリに専念する日々が続いた。

 開幕直前の3月24日に支配下復帰したシーズン。原監督は「2人でなんというか“契り”という部分でね。俺も我慢するから、カジも頑張れ、というところからスタートした」と直近7試合で6度のスタメン出場のベテランをつい最近、激励したと明かした。「期待に応えるしかない。来たなって気持ちでした」と最高の場面で、勝負強さを見せつけた。

 移籍後初のサヨナラ打。お立ち台では「活躍する姿を見せられてないので、なんとか認めてもらえるように頑張ります」とファンへ活躍を宣言した。「梶谷に回ってきたらいいなって思える選手になれるように」。苦しんだ分だけ、ここから輝きを取り戻す。(小野寺 大)

 ≪自身5本目≫梶谷(巨)が、DeNA時代の20年11月1日阪神戦以来自身5本目のサヨナラ安打。チームは今季5度目のサヨナラ勝ちで、逆にサヨナラ負けは一度もない。巨人がサヨナラ試合に開幕から5連勝は90年以来33年ぶり。また、この日は0―2からの逆転勝ち。今季の逆転勝ちは15度目となり、DeNAの14度を抜く両リーグ最多。なお、この日の結果、巨人は今季交流戦で勝率.667となり単独首位に浮上。V争いは、敗れた西武、阪神を除く10球団に絞られ、早ければあす17日にも巨人の14年以来3度目のVが決まる。条件は巨人が16、17日の楽天戦に連勝、DeNAがその間ロッテに連敗することだがどうか。

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