広島の“30代トリオ”松山&菊池&上本タイムリー競演 6点差一時逆転も力尽く…

[ 2023年6月16日 06:30 ]

交流戦   広島7―11楽天 ( 2023年6月15日    マツダ )

<広・楽>4回、松山は2点適時二塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 広島は15日、楽天に7―11で敗れ、2カード連続の負け越しを喫した。その中でも光ったのは、最大6点差を一時ひっくり返した中盤の打線の猛攻。0―6の4回に代打・松山竜平外野手(37)の適時二塁打などで4点を奪い、4―6の6回には1死満塁から菊池涼介内野手(33)、代打・上本崇司内野手(32)の連続適時打で7―6とした。大量ビハインドでも、30代トリオが懸命にチームを引っ張った。

 序盤は静まりかえっていたマツダスタジアム。4回から歓声がよみがえり、6回には最高潮に達した。空気を一変させたのはベテラン3人だ。

 4―6の6回1死満塁。33歳・菊池が津留崎のカットボールを捉え、左前へ同点の2点適時打。勝負どころで、流れをたぐり寄せる一時同点の一打を放ち「後ろに必死につなぐ気持ちでいった結果、(得点できて)良かった」と汗を拭った。

 なおも1死一、二塁。ここで代打起用された32歳・上本が続いた。同じく津留崎のカットボールを左前へ適時打。「みんなでつないでつくったチャンスだったので必死に食らいついていった」。3回までに0―6と敗色濃厚ムードから、一時試合をひっくり返した。

 反撃の口火を切ったのは、チーム最年長の37歳・松山だった。0―6の4回。先頭の坂倉の遊撃内野安打を皮切りに1死満塁の好機で代打として送り出され、荘司のスプリットを右翼線へ2点二塁打。初回、2回と得点圏に走者を進めながらも、打ち崩せていなかった右腕から得点を刻み、うなずいた。

 「積極的に打ちにいった。チャンスをずっと逃していたので、ここで点を取ることができて良かった」

 代打では21打数9安打で、打率・429と驚異の成功率。この日も「切り札」のバットで嫌なムードを振り払い、一挙4得点の猛攻をけん引した。同じ「0―6」から逆転勝ちした20年の7月26日DeNA戦の再現は逃したものの、決して諦めない打線の粘りを新井監督も称えた。

 「序盤から苦しい展開になったが、頑張ってあの点差から逆転した。凄くいい攻撃だった。みんな諦めていなかったし、一回(試合を)ひっくり返したというのは、みんな自信にしてもらいたい」

 2カード連続負け越しで、交流戦成績も7勝8敗と黒星が先行。ただ、最終カードとなる、きょう16日からの本拠地での西武3連戦に向け、打線の奮起は確かな収穫だ。(長谷川 凡記)

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