楽天・阿部 移籍後初V打!寡黙な「みちのくのマスター」激しいガッツポーズ

[ 2023年6月16日 05:30 ]

交流戦   楽天11―7広島 ( 2023年6月15日    マツダ )

<広・楽>8回、阿部は2点適時二塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 89年組の絆が勝利を呼び込んだ。楽天は1点を追う8回。1死走者なしから代打・島内が放った右前打が反撃の号砲だった。辰己、小郷の安打で2死満塁。7回の守備から途中出場した阿部に打席が回ってきた。

 「とにかく振ろうと思っていた。みんながつないでチャンスで回してくれたので、何とかしたかった」

 2球目の高めに浮いた153キロを右翼線へ運ぶ2点適時二塁打。敵失も絡み一気に3点をもぎ取った。普段は寡黙な「みちのくのマスター」は激しいガッツポーズで珍しく感情をあらわにした。昨年11月、涌井とのトレードで中日から移籍後、決勝打は初めて。6―0から一度は逆転される苦しい展開で、再逆転勝利に導いた。期待を背負った今季は、開幕から打撃不振で4月中旬には2軍落ちを経験。「やっと仕事ができました。ベース上で久々に震えましたよ。ここまで全然打てていなかったので」と笑みをこぼした。

 サヨナラ負けを喫した前夜、広島市内の焼き肉店で89年度生まれの阿部、島内、鈴木大、岡島が集まり「同学年会」を開いた。一夜明けてスタメンだった岡島と鈴木大はともに2安打1打点で、阿部と島内の「明大コンビ」も途中出場で勝利に貢献した。

 7回走塁時にコンディション不良を起こした可能性がある浅村が、大事を取って途中交代。代わって出場した阿部が「僕だけ出てなかったんで、ホッとしました」と言えば、島内も「最後は阿部ちゃんが決めてくれた。みんなが打って勝ててうれしい」と喜んだ。チームは3カード連続勝ち越し。勢いに乗ってきた。(重光 晋太郎)

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