DeNA山崎、史上5人目の同一球場通算100セーブ達成にも冷静「今まで以上に謙虚に」

[ 2023年6月4日 19:47 ]

交流戦   DeNA5―4西武 ( 2023年6月4日    横浜スタジアム )

<D・西>9回を締めた山崎(右)は戸柱と抱き合う(撮影・島崎忠彦)
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 節目の記録にもDeNA・山崎康晃投手(30)は控えめに喜びを表した。8回に打線が4点差を逆転し「ヤスアキジャンプ」に後押しされ、最終回のマウンドへ。2死から西武・外崎をスプリットでを見逃し三振に斬り、史上5人目の同一球場通算100セーブ目を挙げると、勝ち越し打を放った捕手の戸柱恭孝(33)と軽く握手を交わした。

 「一つ一つ積み重ねた結果。仲間や関係者、ファンの皆様に感謝したい」。冷静に切り出すと「ボクは大谷翔平君のようなすごいボールもないし、ウチのブルペンにも伊勢や大生(入江)、三嶋さんやボクを超える存在がいる中で、クローザーでずっといられる。それを忘れず、今まで以上に謙虚に引っ張っていきたい」。今季から新設された投手主将の自覚にあふれていた。

 大魔神・佐々木のハマスタ通算95セーブを超えたが、15年3月31日の広島戦(横浜)でマークした初セーブが一番の思い出だ。2021年に51歳で死去した母・ベリアさんと記念写真に収まってから2987日。「お母さんも見守ってくれると思うし、またいい報告ができる」。ロッカールームには記念ボールが並ぶが、一つ増えたコレクションに手を合わせる。

 チームは3連勝で交流戦単独首位キープ。ただ目標は98年以来の日本一奪回だ。くしくも同年復刻ユニホームを着てのイベント開催中だが「往年のベイスターズファンにいい報告ができるように、あす(5日)もリリーフの仕事に徹したい」。ハマの守護神はまた最終回のマウンドに上がる。
 

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