Rソックス・吉田 大リーグ初のWヘッダー第1試合でマルチ安打 勝利に貢献

[ 2023年6月4日 06:33 ]

ア・リーグ   レッドソックス8―5レイズ ( 2023年6月3日    ボストン )

レッドソックス・吉田(AP)
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 レッドソックスの吉田正尚外野手(29)が3日(日本時間4日)、本拠地で行われたレイズとのダブルヘッダー第1試合に「4番・左翼」でスタメン出場し、4打数2安打1打点1四球1三振だった。レッドソックスは8―5でレイズに逆転勝利を収めた。

 この日は吉田にとって、メジャー初のダブルヘッダー。第1試合でマルチ安打を記録し、1日の同カードの勝利からの連勝に貢献。打率はリーグ2位の.316 となっている。

 メジャー最高勝率のレイズに5回表まで1―4とリードされながら、見事な逆転勝利だった。2点差に迫った6回裏、二死満塁から3番ターナーが走者一掃の左中間二塁打で逆転。さらに二死二塁から4番・吉田が左腕ビークスから左翼線に綺麗なライナーの適時二塁打を放って畳み掛け、この回一挙6点を挙げて地区首位のレイズを粉砕した。

 試合後、コーラ監督は「チームで努力した上での勝利だ」と満足そうだった。吉田は8回の第5打席でも幸運な二塁内野安打を放ち、打率はリーグ2位。複数安打のゲームはリーグ2位の22度目(1位は打率でもトップのビシェット(ブルージェイズ)の24度)となり、直近の6試合でも21打数11安打4本塁打3打点3二塁打5四球と好調を保っている。

 レフトの守備の方では吉田は初回、レイズの2番打者フランコの飛球を前に出て必死に追いかけたが、捕球できずに二塁打にしてしまった。

 この日は試合開始時点で約11度の寒さで、球場上空には強風が吹き荒れていた。天候が吉田の守備にも影響したのは明らかで、大ベテランのターナーは「マサが前に引き戻されたのを見て風がどれだけ強いかがわかった」と話したほど。ただ、厳しい環境に適応した吉田は以降の守備機会は無難にこなした。

 吉田は現地時間午後6時10分から開始予定のダブルヘッダー第2戦にも「3番・DH」で出場する。

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