大谷翔平 惜しい!サイクルならずも5打数4安打2打点 エ軍「なおエ」3連敗で貯金消滅、勝率5割逆戻り

[ 2023年6月4日 08:35 ]

ア・リーグ   エンゼルス6ー9アストロズ ( 2023年6月3日    ヒューストン )

<アストロズ・エンゼルス>初回、安打を放つ大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が3日(日本時間4日)、敵地でのアストロズ戦に「1番・DH」で先発出場。あと本塁打で自身2度目のサイクル安打に迫る5打数4安打2打点をマークし、今季2度目の1試合4安打を放った。一方、チームは6-9で敗れて3連敗を喫し、勝率5割に逆戻りした。

 アストロズ先発右腕・ハビエルとの対戦成績は16打数4安打2本塁打、打率・250。この日の第1打席は初回、外角直球をとらえ、ハビエルの足元を強襲する鋭い打球で中前打を放った。打球速度は109・9マイル(約177キロ)だった。

 1点を追う3回、1死一塁で迎えた第2打席は真ん中に入った直球を強振して右中間へ同点の適時三塁打。外野手が打球処理にもたついたのを見逃さず、二塁から一気に加速して三塁へ到達。両手を叩いて喜んだ。第3打席は二ゴロ併殺打だった。

 7回、1死一、二塁から迎えた第4打席、2番手右腕・スタニクが投じた外角球をうまくとらえて逆方向となる左越えフェンス直撃の適時二塁打。19年6月13日のレイズ戦以来自身2度目のサイクル安打達成まであと本塁打と迫った。

 9回先頭で迎えた第5打席は中前打でサイクルは逃したが、復調の兆しを存分に見せた。

 エンゼルスは、先発のサンドバルが乱調。4回途中、3失点目を喫してなおも満塁で降板した。守備で連携が乱れるなど精細を欠いた。直後に2番手・ウェブがブレグマンに満塁弾を被弾。7回には打者10人の猛攻で2点差まで迫ったが、期待の剛腕ルーキー・ジョイスもソロを含む2失点とリードを広げられるなど強力なアストロズ打線を食い止められなかった。

 大谷は今季、4月27日(日本時間28日)アスレチックス戦、15日(同16日)オリオールズ戦でもサイクル安打に王手をかけていた。アスレチックス戦はあと本塁打で、オリオールズ戦ではあと二塁打で偉業達成だった。

 前夜の同カードでは今季初で昨年8月20日タイガース戦以来となる1番に座り、昨年7月28日レンジャーズ戦以来となる「1番・投手兼DH」で先発。6回を投げ自己ワーストタイの9安打を許し2本塁打、5失点で今季(5勝)2敗目を喫し、打撃でも4打数無安打1四球だった。

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