阪神・富田 プロ初先発へ“合格点” わずか68球で2軍戦調整に岡田監督ニヤリ「分かるやろ?」

[ 2023年6月4日 05:14 ]

ウエスタン・リーグ   阪神1-2オリックス ( 2023年6月3日    高槻 )

<ウエスタン オ・神>5回途中1失点の力投を見せた富田(撮影・成瀬 徹)
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 阪神ドラフト6位・富田が、プロ初先発への調整登板で合格点を出した。ウエスタン・リーグのオリックス戦で先発。4回1/3を3安打1失点に抑えた。

 イニング途中、しかも68球と少ない球数での降板は、“その次”に向けた伏線にも見える。甲子園球場でテレビ観戦した岡田監督は、「完璧やったなあ。68球で終わるなら分かるやろ?」とニヤリ。2日のロッテ戦が降雨中止になり、先発ローテーションが再編され、9日の日本ハム戦が“谷間″となる。試合が順調に消化されれば、という仮定がつくものの、そこでの先発が最有力候補であることを暗に示した。

 富田は初回に1死一、二塁のピンチを脱して流れに乗った。失点は5回のソロ被弾のみ。「どの球でも、ある程度カウントを取って思うように投げられた」と振り返った。

 開幕1軍入りを果たしたが、当時の仕事は中継ぎ。先発デビューに向け、「準備はしているつもりなので、チャンスがあればしっかり結果を出せるように」と目を輝かせた。(松本 航亮)

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