吉田正尚 退任の栗山監督へ「ゆっくり休んでまた指導してほしい」 レイズ戦Wヘッダー8打数3安打

[ 2023年6月4日 11:30 ]

レッドソックス・吉田(AP)
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 レッドソックスの吉田正尚外野手(29)が3日(日本時間4日)、本拠地で行われたレイズとのダブルヘッダーに2試合とも出場し、2戦合計で8打数3安打1打点2四球1三振だった。

 「4番・左翼」でスタメン出場した第1戦は、4打数2安打1打点1四球1三振。6回裏、左腕ビークスから左翼線に綺麗なライナーの適時二塁打を放つなど、2試合ぶり22度目のマルチ安打でチームの8-5での逆転勝利に貢献した。レフトの守備では初回、強風の中で2番打者フランコの飛球を捕球できずに二塁打にしてしまったが、2回以降は無難に守備機会をこなした。

 2試合目も「3番・DH」で出場し、4回の第2打席で右腕グラスノーから左翼線二塁打。二死後、カサスの三塁打で本塁を踏んだ。ただ、レッドソックスは2-2で迎えた9回に守護神ジャンセンが2点を失い、4―2で敗れた。

 この2戦を終え、吉田の打率はア・リーグ2位の.314。直近の5戦で長打は5本(4二塁打、1本塁打)と好調を保っている。

 ▽吉田との試合後の一問一答は以下の通り

 ――メジャーで初のダブルヘッダー。自身のキャリアでいつ以来か?
 「いつだろう。大学?高校?そんな感じですね。プロ入りしてからはないと思います」

 ――準備、調整が難しかったのでは。
「1試合目は守備ついて、2試合目はDHでしたので少し運動量的には落ちました。ただ、天候も今日は寒暖差がありましたし、気温的には寒い体感温度でしたので、そこらへんは気をつけながらというところはありました」

 ――風速が5、6メートルを超えるとこの球場の上空は風が回るということだが、レフトの守備についてどう感じたか。
 「風はもちろん頭に入っていました。(初回、捕球できなかった打球は)自分も目測を誤ってしまった。グローブに当たっているので、最終的には捕れた打球だったと思います」

 ――2戦とも得点に絡む安打を打ったが、レイズの投手陣との対戦はどう感じたか。
 「やっぱりバリエーション豊富なピッチャーが多いと思いますし、どんどん自分で仕掛けていけたらいいなと思っています」

 ――WBCで指揮を取った栗山監督が退任を表明した。栗山監督への思いは「もう本当に疲れていると思いますので、ゆっくり休んでいただいて、次、(また何かを)やられるみたいなことを言っていましたけど、ゆっくり休んでまた指導して欲しいなと思います」

 ――グラスノー投手との対戦時、吉田選手には1球しか投げなかったカーブを2ストライク取られてから2塁打にした。カーブが頭にあったのか、身体が反応したのか。
 「落ち球がない投手。どっちかというと真っ直ぐ、カット系の球で、スライダーも縦に切れる感じなので、その大きいバージョンがカーブだった。(意識を)逆方向に置いていたので、うまくヘッドが残って(打球が)逆方向に落ちましたね」

 ――1~2戦間の空き時間の過ごし方は。
 「少し休んで、交代浴もして、軽食も食べました。寝ようかなと思ったけど、寝られなかったので、1時間くらい少しゆっくりして、また同じルーティンで試合に入れました」

 ――球場で3食を食べたのか。
 「3食、軽いですけどね。アサイーボウルとか、(お腹に)入りやすいものを取りました」

 ――ダブルヘッダーを終えて。
 「1日が長かったという感じです。最後負けましたし、勝ったらもっと気分的にも良かったかもしれなかったですけど、1日が長い。天候も含めてタフなゲームだったと思います。ここから遠征もあるし、昨日(雨天中止)やれていた方が良かったですね。雨中(中止は)はその日喜びますけど、結局しんどくなるから(笑)」

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